Contents
目標設定をするときの大事なこと
目標を決めるときに大事なことは
まず「今」のことは考えなくてもいいです。
多くの子は「××高校に行きたい」と言いながら、話を掘り下げていくと、「実は〇〇高校の方がいい」と言っちゃうんです。
なぜ、やる前から理想を下げてしまうのかというと・・・
自信がない
本当は「〇〇高校に行きたい」と思いながら、合格できるかわからないから「受かりそうな××高校でいい」と勝手に線引きをしてしまう。
それは非常にもったいない。
石川県の公立高校受験は3月。
そして、2月のあたまには私立高校入試があります。
その入試の結果を見てから、公立高校の正式な願書を出すので、2月10日前後までに最終決定をすれば十分間に合います。
つまり、2月10日まで最終決断はしなくてもいいんです。
だから、まずやってほしいことは
今がどんな状態でもかまいません。
本当に行きたい高校に行くための勉強
=受験勉強
です。
だから、今の目標はファンタジーでもいいんです。
本当に行きたいと思える目標じゃないと、モチベーションは維持できませんからね。
では、今からいっしょに志望校の合格率を上げる目標設定を作っていきましょう。
このボタンから「志望校の合格率を上げる目標設定シート」をダウンロードして、一緒に目標を作っていきましょう。
ダウンロードしました?
まずは【ステップ1】の脳の話から。
①脳の仕組みを知る
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脳の仕組みなんて、難しそう・・・
そう思う人も多いので、ざっくり解説しますね。
ひとつだけ覚えておいてほしいのは
目標を作ると、脳は勝手に叶えようとする
これだけ覚えておいてください。
だから、目標を作っておくと、それだけで目標が達成しやすくなるんです。
・・・信じられませんか?
信じられないという人に理由を説明するので、これを読んでください。
「信じられるよ」っていう人は
目標を作ると、脳は勝手に叶えようとする
このことだけ、覚えて【ステップ2】に進んでください。
脳にはRASという「必要な情報を見つけるシステム」があります。
目標を明確にしておくと、それについての情報を勝手に拾い上げてくる機能です。
例えば、志望校を「桜丘高校」と決めて、その高校に入りたいとします。
そうすると、「桜丘高校の体験入学の日程」や「桜丘高校の桜高祭(文化祭)ある」という情報が自然と耳に入ってきます。
さらに、「桜丘高校に合格するには、これぐらい勉強しておけばいいかな?」
「こんな点数じゃ桜丘高校に合格できないかも。もう少し点数を上げないと!」
と自分の勉強の質が高まります。
それどころか、本気で勉強に取り組んでいくと、「桜丘高校の合格点まであと〇〇点」だから、「〇〇をした方がいいんじゃないか」「△△したらどうだろう?」など、勉強の工夫も出てくるようになります。
脳は意識をしていなくても、バックグラウンド(無意識)で、目標を達成するための方法を考え続けているんです。
これは脳を持っている人間なら誰にでも備わっている機能。
こんな便利な機能を使わない手はないですよね。
この機能を発動させるために「目標(志望校)」を決めておいた方がいいんです。
志望校を決めて、自分の力を引き出そう
②実現したいこと・実現してほしくないことを書き出す
まずは
「実現したいこと」
「実現してほしくないこと」
を書き出しましょう。
誰にも見せないので、欲望のままにとにかく書き出す。
大切なことは「書き出すこと」
頭の中で考えていても、グルグル思考が回るだけでなかなか進めません。
せっかく思いついたことも忘れてしまいます。
書き出しておくと、忘れないし、自分の目で客観的に見ることができるので、自分の考えが整理しやすくなります。
書き出すと考えがまとまる
この作業の目的は「自分の本当の気持ち」に気がつくこと。
例えば、
「二水高校に行きたい」と言っていたとしても
「できることなら泉丘高校に行きたい」
と思っているなら、本当の志望校は泉丘高校になりますね。
一番最初にもいいましたが、今から合格できるかどうか判断しないでください。
今は自分の本当の気持ちに気がつくこと。
ファンタジーでいいんです。
目的は、自分の本当の気持ちを見つけること
このとき
自分の本当の気持ちを見つけるためには「実現してほしくないこと」も書き出すこと。
「実現したいこと」の中に「実現したくないこと」があると、行動にブレーキがかかるからです。
だって、「××高校を目指す」と決めたけど、心の中では
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(本当は〇〇高校に行きたかったな〜)
とか
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(××高校を選んだけど、実は行きたくないな〜)
って思ってたら、やる気にブレーキがかかるのは当然です。
だから、「自分の実現したくないこと」も書き出してみることが大切なのです。
あと、ここでは、本当の気持ちに見つけることが大事なので、
「たくさん勉強をしたくない」
ってのもありだと思います。
その代わり、「じゃあ、勉強しなくても入れる高校は・・・?」
もしも、「△△高校しかない」というなら、△△高校に行けばいいわけです。
でも、「△△高校は絶対にイヤ!」というならば、他の学校を探すか、勉強して違う学校に行くのもありです。
ボクはがんばる子を応援するのが仕事ですから、「勉強やりたくない」というなら、それはそれで自由です。
勉強はしたくない。
でも、進学校に行きたい。
学力が届いていれば、それでもいいですけど、届いてなければがんばるしかありません。
結局、自分が納得できるかどうか。
「勉強すること」と「将来の志望校」を天秤にかけて、考えてみてください。
ボクだったら、理想の未来にするための努力をすると思います。
あと、もう一つ。
志望校を決める時に、みんながみんな、志望校があるわけではありません。
70%くらいの人は志望校を持っていない気がします。
※はっち塾長の体感です。
今、志望校がなくても、方向性だけでも決めていきましょう。
2〜3校で迷っていてもかまいません。
とりあえずでもいいから、目標を決めていく
「とりあえず」でも決めておかないと、どのくらい勉強していいかわからないからです。
なんとなく勉強するより、「〇〇点とろう!」と思って勉強している方が効果は高くなるのは間違いありません。
だから、今は決まってなくてもいいので、少しずつ目標を決めていきましょう。
あとから変えることができるので、そこまで神経質になる必要はありませんよ。
確定は2月10日。
今は方向性だけ。
どうしても「実現したいこと」がなかったら、現在の学力で2〜3校選んでみるのもありです。
そして、それを基準に考えていくのも、一つの手ですよ。
もうひとつ、ボクは保護者さんが
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〇〇高校に行って欲しいわ〜
っていうのもありだと思っています。
よく
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この子の好きなところに行って欲しい
って言ってる保護者さんも多いです。
それはそれでいい親のように見えますが、実は「何も考えてないだけなのでは?」って思います。
我が子が「どの高校行っていいかわからない」と悩んでいるなら、親が導いてあげるのも一つだと思います。
「絶対に〇〇高校に行けっ!」
というのはあんまりですが、子どもだってバカじゃありません。
親に言われたところに100%行くわけじゃありません。
子どもが悩んでいるのであれば、いくつか「親の一意見」として伝えてあげるもいいのではないでしょうか。
では、次のステップで、少しずつ明確にしていきましょう。
③いろんな可能性を考える
では、もう少し具体的に目標を作っていきます。
最初の目標を追い求めるのは悪いことではありません。
でも、その目標に矛盾があると、思うようにがんばることができなくなっちゃいます。
だから、その目標をいろんな方向から考えて、他の可能性を探ってみましょう。
そのときのキーワードは
「なぜそれを実現したいのか?」
その「なぜ」を追求していくことで、より具体的な目標が見えてくることがあります。
「なぜ」を考えて、より具体的な目標にする
例えば、「金沢西高校にいきたい」と言っていた子がいます。
その子は最初から金沢西高校を志望しています。
決意は固そうです。
でも、ここでさらに深掘りするために「なぜ?」を考えていくと、
将来の目標は「学校の先生になること」
そのために「金沢大学を目標にしていること」
でも、桜丘高校は受かる自信がないから、金沢西高校を志望していること。
ここで少しだけ矛盾が生じます。
金沢大学に合格するには桜丘高校で少なくとも上位80位くらいにいなければいけません。
それなのに「桜丘高校に合格できない」と思っていると、「金沢大学に行きたい」とはいえないわけです。
別の例えをもってくると、野球で自分の中学校のレギュラーにもなれないのに、
「星稜高校のレギュラーになって全国大会に行きたい」
と言っているようなもの。
確かに、金沢西高のトップ10にいれば金沢大学は合格できるでしょう。
ですが、それは桜丘高校にも合格できるレベルなので、やっぱり矛盾します。
もちろん、人の夢を壊したいわけじゃありません。
その架空の目標でも矛盾が生じていると、現実だと絶対にうまくいきません。
ちなみに、この金沢西高校を志望していた男の子。
志望校を桜丘高校に変更して、相応の努力をして、見事合格。
そして、高校を卒業し、金沢大学ではなく富山大でしたが、学校の先生になりました。
このほかにも、自分で勝手に目標を下げてしまっている子も多くいます。
そういった子にはこの質問をします。
出典:ドラゴンボール
「キサマの願い、なんでも叶えてやろう。どこでも好きな学校に100%受かるとしたら、桜丘高校と西高校のどちらに行きたいか?」
※神龍じゃなくてポルンガの方かよっ!
って心の中でセルフツッコミをしつつ、そんな質問をしてみます。
そうすると、さっきまで「金沢西高校」と言っていた子が「それなら桜丘高校がいいです」ということが多いです。
ということは、本当の志望校は「桜丘高校」ということになりますよね。
何度も言いますが、この時点で「確定」する必要はありません。
確定は受験の年の2月10日でいいんです。
その時点で、志望校に合格できる自信がなければ変えればいい。
そのときはそのときでまた考えましょう。
今は、「実力を引き出すための目標設定をする」ことです。
勝手に結果を決めつけずに、いろんな可能性を考えて、本当の目標を作っていきましょう。
いろんな可能性を考えて、本当の目標を見つける
ボクは進路相談を受けるときに
「ファンタジーでいいから〜」
「願いがなんでも叶ったら〜」
とわざとおちゃらけて質問することが多いですが、これには理由があります。
みんな、真剣に目標を考えると、「今の段階で実現できそうな目標」しか言いません。
真剣に考えるほど、本当に叶えたい目標から離れていってしまうのです。
「最初の目標」ってすごく重要です。
その最初の目標に「がんばる基準」がセットされて、今後の勉強にかなり影響することが多いからです。
だから、最初の段階で変な妥協せず、本当の目標を決めた方がいいのです。
そのためにも、あまりかしこまらずに、心を「楽しさ」で満たして、それが本当に叶ったときにワクワクする目標を立てましょう。
叶ったときにワクワクする目標を立てる
この他にも
なぜ、その学校なのか?
他の学校じゃダメなのか?
その学校じゃないとできないことなのか?
もし、どこでも受かるとしたら・・・〇〇高校と××高校、どちらがいいか?
じゃあ、〇〇高校と△△高校なら? など
このようにいろんな質問をしていき、その人の本当の目標を少しずつ深掘りしていくのです。
では、より具体的な「本当の目標」が見つかったところで、それを形にしていきましょう。
Let’s go!
次のステップです。
④SMARTの条件を満たす
いろんな可能性を考えて書き出した目標をより具体的に作り替えていく作業に移りましょう。
ここで使うのが『SMARTの条件』です。
S:Specific(具体的な)
M:Measurable(計測可能な)
A:Achievable(達成可能な)
R:Related(関連した)
T:Timely(期限がある)
目標はボヤけていると、力は発揮できません。
例えば「泉丘高校合格」という目標を立てても、ただの意気込みにしかすぎません。
もちろん、「何の目標も持っていない」よりはマシですが、「泉丘高校合格」だけだと真の効力は発揮できません。
だから、『SMARTの条件』で、誰が見ても測れるようにしておきましょう。
例えば、泉丘高校に合格するために・・・
次の中間テストで学年順位はトップ10。
5科目の合計450点以上。
150人〜200人くらいの規模の中学校であれば、上位5%くらいで泉丘高校に合格できるのではないでしょうか?
実際に、各中学校に多少の差はありますが、それくらいを目安にすればいいと思います。
また、トップ10を取るためには合計450点以上。
これも正確でありませんが、テストが終わった後の成績の分布表(成績表)を見れば、「450点以上が〇〇人」と書いてあるはずです。
正確な順位は学校の先生に聞けば教えてもらえるんじゃないですか。
知らんけど。
中学3年生であれば、『石川県総合模試』を受けて、その偏差値を見ると特によくわかります。

模試の結果から、E判定~S判定で出ますし、自分の順位もわかります。
石川県の受験生はぜひ受けることをお勧めします。
※他県の人もぜひ自分たちの県の模試を受けてみてください。

話を戻しましょう。
例えば、
「次の中間テストで5教科合計450点以上を取り、トップ10にはいる」
という目標を立てたとしたら
「次の中間テストで5教科 合計450点」は「具体的」であり、「計測可能」です。
そして、「期限」も「次の中間テスト」に絞っているのでわかりやすいですね。
達成可能かどうかは、現段階の実力に関係しますが、今の時点で430点くらい取っているなら、十分「達成可能」です。
しかし、現段階で350点くらいであれば、いきなり450点はキツイかもしれませんね。
「達成可能」と思えなければ、「達成可能」と思えるレベルまで下げることが必要です。
「次の中間テストで400点をとる」くらいにした方がいいかもしれません。
「関連した」という項目は、「目標達成に関連している」かどうかですが、450点以上取っていれば、「泉丘高校合格」という目標にも関連しているのでいいでしょう。
でも、「400点を取る」とした場合、この点数では「泉丘高校合格」は少し厳しいと思います。
そういった場合は、「次の中間テストで400点」「その次の期末テストで420点」と段階を踏んでいけばいいでしょう。
SMARTの条件でより具体的な目標を作る
より具体的な目標ができたので、さらに明確にしていきましょう。
⑤現状を把握する
次は現状を把握しましょう。
何度も言いますが、「現状がどんな状態」でもかまいません。
「今の状態」から「理想の状態」になり、目標を達成するのが受験勉強です。
だから、今どれくらいの力を持っているのか把握していきましょう。
まずは過去の点数から。
5教科の合計だけではなく、各教科の点数も知っておきましょう。
国語が70点。
数学が85点。
英語が80点
・・・
その中で、得意教科と苦手教科があるかもしれません。
本当は、各科目をさらに深掘りして、「どの単元ができてないのか?」「何が苦手なのか?」も考えていく必要があるんですが、今それをしていてはか〜〜な〜〜り時間がかかってしまうので、今の段階ではそこまでしなくてもいいです。
ざっくり
国語はあと10点。
数学はあと5点
英語はあと10点・・・
というように、どれくらい点数を伸ばさないといけないのかを確認しましょう。
現状把握は大事だけど、今はそこまで神経質にならなくてもいい
あくまで現状把握が目的です。
本当は「現状分析」がすごく重要なんですが、中学生がここで現状分析まで細かくやってしまうと、なかなか前に進めません。
だから、今はサクッと進めていきましょう。
いきなり完璧なものは作れません。
もう少しです。
⑥目標をイメージ化する
目標のイメージ化しましょう。
ただの数字じゃ、モチベーションは作られません。
自分の感情に沿って、ワクワクしていないといけない。
だから、「イメージ化」です。
実は、ここでも脳の仕組みを利用しているんです。
脳は現実と想像の区別できません。
例えば、映画を見ていて、とてもドキドキするシーンがありますよね。
ホラー映画を見て、ゾクゾクする感覚。
恋愛映画を見て、キュンキュンする感覚。
作り物の映画なのに、のめり込んでしまって、あたかも自分が体験したように反応してしまう。
実際に、焦って汗をかいたりしますもんね。
これは脳の勘違い。
だから、脳にリアルなイメージを刷り込んで、目標を達成しやすくするんです。
リアルなイメージ化するためのは、それを実際に体験してみればいいんです。
具体例としては
志望校の学校見学にいく。
通学路を歩いてみる。
学校生活の様子を先輩から聞く。
などが挙げられます。
空想でボヤーっとイメージするより、実際に行ってみて直接体験すると、よりリアルにイメージできるようになります。
実際にボクも世界一周を行ったり、海外生活をしていた時のことを思い出して、英会話の勉強をしています。
「あの時は、こう言えばよかったのか〜」
「こんな場面で、こう言えるようにしておこう」

こんなふうに、実際に体験することで、リアルなイメージを持ちながら勉強することができます。
だから、勉強の質が上がるし、モチベーションが下がりにくく長続きすることができます。
リアルなイメージのために、実際に体験してみる
そして、もうひとつの技として・・・
モデルケースを見つける
ってのもあります。
実際に、志望校に通っている近所のお兄さんやお姉さん、部活の先輩などに話を聞いて、どんな学校生活か、どんな勉強をしていたのか教えてもらうのもいいですね。
できれば、行動をともにできると最高です。
ボクの塾の自習室でも、泉丘、二水、桜丘、石川高専といった上位校を目指して勉強している子は、毎日かならず勉強しています。
そして、中1、中2のころから自習室の同じ空間で勉強することで、その行動パターンを知ることができます。
今はオンライン自習室もやっていますが、成績上位の子たちは必ず決まった時間にログインしています。
成績上位集団は日々の勉強ルーティーンが乱れないんです。
その人たちと一緒に勉強して、その勉強ルーティーンを「真似てみる」のも超オススメです。
「真似る」って実は「学ぶ」の語源なので、全然はずかしいことじゃないから、どんどんやってみてくださいね。
モデルケースを見つけて、真似してみる
では、最後にはじめの一歩を踏み出すための計画を作っていきましょう。
⑦はじめの一歩の計画を作る
はじめの一歩を踏み出すための「行動計画」を作りましょう。
ここまで読んでくれたガチ勢ならわかると思いますが、多くの子は
「〇〇高校に合格したい」
と目標を立てても、全然SMARTじゃなかったり、イメージ化してなかったり、すぐに忘れてしまって、ほとんど効果がない目標になっています。
そして、行動計画も立てないので、結局何をしていいかわからないまま、とりあえず勉強をはじめます。
だから、成果が出ないんです。
ボクらは成果を出すために、「はじめの一歩計画」を作りましょう。
はじめの一歩の計画を作らないから行動できない
いきなり厳密な計画を立てても、どうせカンペキにできません。
基本的に計画って修正を繰り返しながら、より良いものに作り直していくものです。
だから、まずは「72時間以内」に行動するための計画を立てましょう。
なぜ「72時間以内」かというと、
「72時間経っても行動しないと、その行動を一生しない」
という法則があるらしいんです。
これは根拠がないそうなんですが、「72時間=3日」ですからね。
目標を作って、72時間も何もしなかったら、まちがいなくナマケモノです(笑)
だから、「タイムリミットは72時間以内」と思ってやりましょう。
ここでも4章でつかった『SMARTの条件』を使いましょう。
S:Specific(具体的な)
M:Measurable(計測可能な)
A:Achievable(達成可能な)
R:Related(関連した)
T:Timely(期限がある)
例えば、
・明日中に数学の問題集を『金沢Beans(本屋)』に買いに行く。
・次の日曜日に志望校に行って、校舎を見てくる。
・今日中に、『勉強の攻略法』からQuizletをダウンロードする。
とか、リストに書いておきましょう。
なんでもいいんです。
すぐにできることを書いていきましょう。
少しでも行動することで、「目標→現実」になり、イメージ化が深まりますし、目標も忘れにくくなります。
ちなみに、ボクが作った単語リストは使いやすくていいですよb
あと、ここでも紙に書くのは大事です。
絶対に紙に書いていきましょう。
そして、勉強を計画するときに大事なことは
what(何のテキスト)
when(いつ)
where(どこまで)
how(どのくらいでクリア)
を基準に決めていくといいですね。
・月、水、金、土、日は数学を最低1ページ、ゴールデンサイクルで解いて、ノーミスで解けるまでやる。
・毎日7:00、18:00、21:00、寝る前にQuizletで英単語を暗記して、1単語1秒以内に思い出せるまでやる。
・今日からオンライン自習室に1日1時間毎日ログインする。
など、できるだけ具体的に書いておきましょう。
まずは、3〜5個くらいの行動でいいです。
計画は変更していくもの。
自分の計画にムリがなければ、もう少し追加してみればいい。
ちょっとキツイなと思ったときは、減らすのもあり。
大事なことは、行動できるかどうかです。
計画を立ててるときは、モチベーションが高くなっている状態なので、けっこうムリな計画を立てがちです。
そして、できなかったら、「長続きできない」って落ち込んじゃう。
いやいやいや、実際にここまで計画を立てただけですごいことです。
計画を立ててる人は少ない。
実際に行動を起こす人はさらに少ない。
継続をしている人はもっと少なくて・・・。
改善しながら勉強法をアップデートしている人は激少ないんです。
だから、いきなりムリな計画を立てなくても、「あとから調整しよう」という気持ちでまずは長続きする計画を立てることをオススメします。
ボクも「英語イマージョン」を1日3時間としていますが、3時間できるときもあるけど、少ない時は1日1時間しかしていないときもある。
でも、それはそれで仕方がないので、気にせず「続けること」を優先しています。
じゃあ、やってみましょう。
ここまでで自分のやることが明確になってきたでしょうか?
まだの人は「志望校の合格率を上げる目標設定シート」を使ってやってみましょう
「自分じゃうまくできない」って人は、ぜひボクのコーチングを検討してみてくださいね。
一緒に目標をつくって、一緒に毎日でも自習室で勉強しましょう。
オンラインでやるので、たとえ世界のどこにいてもできます。

理想の目標のために、72時間以内にはじめの一歩踏み出そう!
『勉強の攻略法』
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本当に行きたい高校を決めること