よく個別指導塾に多いんだけど、
「苦手なところまで戻って、基礎からやり直します!」
ってあるよね。
もちろん、これは間違ってない。
むしろ理屈だけで言えば、めちゃくちゃ正しい。
土台がグラグラなのに、その上に家を建てても崩れる。
だから基礎からやり直しましょう。
うん。うん。
わかる。わかる
超絶わかる!
わかるんだけど、ボクは勉強が苦手な子に対しては、
あんまり最初からこれをやりすぎない。
なぜなら、
本人の気持ちが置いてけぼりになることがあるから。
例えば、中2の子が数学を苦手としているとする。
「じゃあ中1の正負の数から戻ろう!」
と、一生懸命やり直す。
もちろん、基礎は少しずつ身につく。
でもその間にも学校の授業は進む。
そして次の定期テスト。
……20点。
本人からしたら、
「え? オレ、めっちゃ勉強したんだけど?」
ってなるよね。
これ、思った以上にしんどい。
人間のやる気って、無限じゃないんよ。
スマホのバッテリーと一緒で、
ずっと充電せずに使ってたら、
そのうち赤いやつになる。
だからボクは、まず
今やっているところで少しでも点を取らせたい。
場合によっては、少し予習気味に進めることもある。
20点だった子が40点になる。
50点だった子が60点になる。
イキナリ100点じゃなくていい。
まず、
「あれ? やったらちょっとできたぞ」
この感覚を味わってほしい。
これ、か〜な〜り大事だと思ってる。
勉強が苦手な子ほど、
最初に必要なのは「正論の勉強法」よりも、
手応え
だったりする。
やったらできた。
ちょっと点数が上がった。
先生に褒められた。
「あれ? もしかして自分、もうちょいいける?」
そこから、
「じゃあ次もやってみようかな」
「もう少し勉強のやり方を工夫してみようかな」
ってなる。
ボクはこのパターンを何度も見てきた。
ボクの塾の第一目標は、
自分で勉強できるようになること。
だからまず、本人が気持ちよくなることを重視する。
・・・なんか卑猥な響きだなw
つまりだ。
がんばった分、ちゃんと点数をとれるようになって、
気持ちよく勉強してもらいたいってこと。
じゃあ、
「今までできてなかった基礎はどうするんですか?」
って話が出てくる。
そこはもちろん、やる。
ただし、
必要になったときに戻る。
今やっている問題で、
「あ、これ中1の比例がわからないと解けないな」
となったら、そのとき比例に戻る。
つまり、
基礎のために基礎をやるんじゃなくて、
目の前の問題を解くために基礎へ戻る。
この違いは結構大きい。
特に勉強が苦手な子に、
「今は点数に結びつかないけど、半年後には効いてくるから!」
と言っても、
半年後とか知らんがな。
そりゃそうだ(笑)
そもそも半年後のことまで考えて勉強できる子は、
そこまで勉強に困ってないんよ。
まずは目の前の一歩。
少しできる。
少し嬉しい。
もう少しやってみる。
その積み重ねでいい。
基礎はもちろん大事。
でも、
基礎を固めることより先に、
“勉強したら自分も変われる”と思えること。
ボクは、まずそこを大事にしている。
なにより、
点数爆伸びさせて、今まで自分のことを見下してたやつをぶち抜くのは
最高に気持ちいいじゃん(笑)
See you!








