【決定版】石川県高校受験 志望校選びで迷ったら コレを見て判断して!

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この記事はボクが書きました。

『I can・・・はちやま塾』塾長塾歴18年|日本一進化したオンライン授業をする|石川県高校入試でがんばる中学生を応援するVtuber|石川県の受験情報や勉強のやり方をを発信|たった1ヶ月で39点→91点|半年で100点up|信念は「夢を叶えるために学ぶ」|自身もバックパック一つで世界中を旅をする|世界一周達成|年間100日海外を旅する

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今回の記事の内容を動画でもお伝えしています。
 ・記事を読む時間がない
 ・ながらで聞きたい
 ・お子さんと一緒に聞きたい
という方は動画でボクが解説します☆

だいたい1.5倍速~2倍速で聞くとちょうど良いテンポです。

見た後に「いいね」や「チャンネル登録」してもらえたらうれしいです。

そろそろ志望校を本気で決めていきましょう!

今10月の半ば頃です。

この時期から志望校を決定していかないといけませんね。

今、

「この点数で本当に合格できるかな?」

とか、そういった心配めちゃくちゃ持っている人多いと思うんですよ。



そこで今回はこちらです。

『石川県高校受験志望校選びに迷ったら、これを見て判断して』

っていうテーマでお話しさせていただきます。


では、石川県の高校受験において指標になってくるのは、石川県総合模試。

統一テストなど地域のテストなどありますが、やはり受験者数を考えると、この石川県総合模試が一番信頼できるテストとボクは考えています。


すでに受けたことのある人なら、この帳票(成績表)見たことあると思うんですけども、もしまだ受けていない人は、ぜひ今からでも遅くないので受けてみてください。

まずはこの帳票(成績表)の見方からお話ししていきます。

多くの人たちは、「点数」に注目するかもしれませんが、ボクはここを見ています。


この『偏差値』っていうやつを見ているんです。

実際、「この偏差値って何なの?」っていう人多いと思うんですよ。

だから、ちょっとここから説明していきますね。

偏差値ってなんなの?


「偏差値って何?」っていう話です。

偏差値を算出するために出てくる計算式なんですけど、こんなものは理解しなくていいです。

忘れてください。

ただ、僕がかっこつけたくて数式を出しただけだから、これは意味がないです。


偏差値とは平均点を元に計算されています。

偏差値50っていうのは、ちょうど平均点になるように設定されているんですね。


例えば、ざっと見て偏差値50っていうと上位50%。

上からちょうど半分っていうことです。


偏差値が70までいくと、上位2.28%となるように計算しています。

そして、この偏差値50を下回るつまり、平均点を下回ってしまうと、偏差値が45、40というふうに減っていくわけですね。

先ほどわけのわからない公式を出してしまいましたが、もうボクらはそんなものに頼らなくてもいいです。


石川県総合模試の場合、合計5科目の合計が8点変わると偏差値が1変わります。


これをちょっと覚えておいてくださいね。

およそ8点。



例えば国語、数学、英語、理科、社会。

この5科目の合計点数が8点上がると偏差値1上がります。


例えば、この人は5教科で316点を取っています。
そして、平均点が273.7点。

316点から平均点はおよそ274点としましょう。

そうすると、その差は+42。

平均よりも42点高いわけですね。


で、この42点を8でわります。

そうすると5.25っていう数字が出てくるので、この人の偏差値は55.25。

およそ55となります。

若干の誤差は出ますが、あんな計算式をつかわなくても、これぱっと計算できるのですごく簡単で便利ですよね。



この計算式が使えるようになってくると、こんなこともできるようになってきます。

例えば、316点の人が見直しをしました。

そうすると見直しをして350点取れたとします。

その350点から平均点およそ274点を引いてプラス76点になります。

そして、その76点をまた8で割ってあげると、9.5。

つまり、本当の力を発揮できれば、偏差値は55ではなく、59.5まで上がっていたんだなということがわかります。

こういうふうに自分の本当の実力を発揮した時の点数を把握できれば、勉強のやる気が湧いてきます。


ボクが真っ先に見るところは偏差値なんですけれども、次に見るところは『5科目の偏差値推移』をあらわしているものです。

偏差値はジグザグに伸びる!

第1回、第2回、第3回と記録されていきます。

ここで多くの人たちが勘違いしているんですけども、勉強をがんばればどんどん伸びていくと思っているんですね。


例えば、こんな感じです。

勉強すれば、こんな感じでまっすぐ比例で伸びていくと思ってる人が多いんですよ。

でも、これは実際は違うんです。


こんなきれいに伸びていく人はボクは2年に1人ぐらいしか見ません。


実際はどうなるのかっていうのは、こういうふうになっていきます。


ジグザグになるんです。

偏差値が上がったり下がったりするのは当たり前なんですね。


だからちょっとの偏差値が上がったり、下がったりしても別に気にしないでください。

大事なのは

全体的に見て右肩上がりになっているか

これが大事なことなんですね。

これをちゃんとわかっていないと少し下がっただけで「どうしよう。どうしよう」って不安に押しつぶされちゃいます。

不安に負けないでください。

こういうふうにジグザグなるのが当たり前です。

志望校を決める最重要時期


そして、次に大事なのは時期と偏差値です。

石川県総合模試は第1回~第8回まであります、

特に第5回、第6回、第7回がすごく大事になってきます。

なぜこれが大事なのかというのをご説明します。


11月には第5回総合模試があります。

この11月は時期的にいうと、「私立高校の決定」の時期なんです。


学校でいうと、地域の「統一テスト」がありますので、そのテストの結果とこの11月の第5回総合模試の結果を見比べて、私立高校を決定します。

この私立高校についてもちょっと注意事項があるので、あとから説明します。

そして12月。
12月は第6回総合模試があります。

これは金大附属や石川高専の国立高校を受ける人たちがこの時期に決定します。


ほとんどの生徒がここで公立高校を決定します。

1月は第7回総合模試です。

ちょうどこの時期にも「統一テスト」といった地域のテストはあるので、それと合わせて参考にしてください。

1月は公立高校を決定する最終決断の時期です。


2月は第8回総合模試があるのですが、これは合格の判定志望校の判定には使えません。

なぜなら、もう公立高校の願書を提出した後に受けてしまうからです。

ですので、志望校判定には使えませんが、「本番のリハーサル」だと思って受けましょう。

最後の力試しです。

まとめると

11月:第5回総合模試=私立高校の決定

12月:第6回総合模試=国立高校の決定

1月:第7回総合模試=公立高校の決定(超重要)

2月:第8回総合模試=最後の本番リハーサル


ここでの注意点は、
もし今このブログを見てくれてる人の中で、「私立専願の人」「私立高校に行きたいぞ」っていう人は、『11月の第5回総合模試』と『11月統一テスト』が山場になってくるわけです。

つまり、志望校の決定まであと1ヶ月ほどしかないんです。

やばいんです。
時間がないんです。



公立高校を受けようと思っている人も同じです。

「受験って3月でしょ?」って思っている人たちが多いですが、

実は1月の第7回総合模試と統一テストで公立高校を決定しなければいけません。

だから、どちらにしても思ったより、時間はありません。

第1志望の合格率を分析しよう。

では次に、第1志望校の分析をしていきましょう。

この棒グラフを見てください。


大抵の場合、こういうふうに山なりになるはずなんです。

そしてここです。この真ん中、この真ん中をぜひ越えてほしい

この真ん中を越えないと、かなり受験が厳しいものになります。


だから、まず第1目標はこの山を越えることです。

例えば、
ここに具体的な数字が書いてありますよね。

この見本で言うと、28人、36人、67人。

この山を越えるだけでおよそ130人抜かすことができる。

これは具体的に10点刻みになっているので、ここで30点上げると一気に132人をぶち抜くことができる。


具体的な数字を追っていくと、また勉強する気になってきます。
目標が見えてきます。

分析を終えた後は

そうやって模試を分析した後は、こちらです。

石川県総合模試は電子採点。

帳票(成績表)の後ろに自分の答案が返ってきます。


多くの子たちが知っている段違いな勘違いは勉強すれば点数が上がると思っていることです。

実は違うんですよ。

勉強すれば点数が上がるのではなく、

点数を上げるために勉強する


これです。

具体的にどういうことかというと、自分の答案を見なおして、どこで点数を落としているのか、どんなところがわかっていないのか。

これをまず分析しなければいけません。

そして、この分析するときにボクは2つのチェックをおすすめしています。


ミスの分析方法としては、

青ペンチェック = ケアレスミス

緑ペンチェック = 解けそうで解けなかった問題



これが今、あなたの伸びしろです。

そしてこの時、めちゃくちゃ大事なことがあるので、絶対に実行してください。


それは「具体的に点数を出す」ということです。

先程つけた青ペンで、実際何点分を落としていたのか。



例えば青ペンチェックで4点分、失った点数があったとしましょう。

緑ペンチェックでは12点分落としたとします。

そうすると、4点と12点で16点、
1教科だけで16点の伸びしろがある。


いきなり全部の問題をやる必要はありません。

できそうでできなかった問題。

つまり、

なぜか落としてしまった青ペンのケアレスミス

解けそうで解けなかった緑ペンのもう一息だったミス

その問題を優先的に勉強してください。


そのミスの分析。

それを見直しする時に

どこで間違えたのか、

どんなミスだったのか

なぜ間違えたのか



この3つをチェックするようにしてみましょう。

ぶっちゃけ、このミスの分析をしていないと絶対に点数は上がらないんです。

同じ間違いを何回もしてしまう。

逆にこのミスの分析ができている子は、ミスをするたびにテストを受けて間違えまくるたびに成長していきます。

だから、成績が上がらなくて、困っているという人は、「ミスの分析」ができていない可能性が非常に高いです。


分析が終わった後は、対策を具体化していきましょう。


例えば、計算ミスがあったとします。

多くの子たちは

「計算ミスしないように気を付けよう」

と考えるだけです。
こういう意識は大事です。

ただ、気をつけるだけでは直すことができません。

だから、「行動として途中式と筆算をていねいに書こう」

このような具体的なアクションに起こさないと、先ほどのミスを克服することはできません。



そして、勉強は回転率です。

これは僕が何回も何回も動画で説明しているんですけれども、

① 問題を解く
② 間違える
③ 分析をする
④ 解き直しをする
⑤ 対策をする


これが1回のサイクルです。

この回転率をどんどん速めてください。

ボクが生徒によく伝える言葉は

「100回間違えて、100回分析して、100回解き直して、100回対策をする」

その人は100回分レベルアップするわけです。

ぜひ、この回転率を意識して勉強してください。


ここまで帳票(成績表)の見方とテストの模試の見直しの仕方について、簡単に話をしました。


ここからは各高校の偏差値の目安っていうのをお伝えしていきます。

あくまで・・・はっちの独断と偏見です

この偏差値ははっち塾長、僕の調査と経験独断と偏見の塊です。
実際の石川県総合の日とは関係ありません。
そしてこれはランキングではありませんので、地域や定員、その年の動向によっても偏差値というのは変化していきます。
だから、あくまで目安としてお考えください。


多くの受験生、そしてその保護者さんが一番気になるのは、この合格判定じゃないかなと思うんですよね。

まず基準になるのは、このB判定のところ。

あくまでボクの肌感覚ですけども、まずこの合格率60%は十分に合格のチャンスがあります。ただ、油断しないでください。

ちょっと崩れただけで一気に不合格になってしまいます。


そして判定A判定だと、これはほぼ上位で受かるので、いつもの力で大丈夫です。

多少ミスっても合格するだろうっていうくらいの安心感のある数字です。

だからすでにA判定が出ていれば、勉強を怠らずに自分のペースを守って、そのペースで勉強してください。
十分に合格できます。

そして、すでにS判定が出ている人はもう学年トップクラスを狙えるレベルです。

不合格はまずあり得ません。


もちろん当日どんなことがあるか分からないので、決して油断できるものではないですし、合格を絶対保証するものではないですが、ほぼ受かると思って間違いないです。



どこで点数が落ちたのか分析をして、その時直しをして対策を練る。

これを繰り返してA判定を狙っていきましょう。

とにかく回転率です。

B判定よりも下のC判定になるとすこし厳しいです。

でも、絶対受からないかというとそうではありません。

まだ合格率が40%あるので不安は残りますが、まだ勉強は諦める必要はありません。

人よりもスピードを上げて、より多くの勉強をこなして、どれだけ受験までに伸ばしていけるかが大切になってきます。



D判定やE判定になってしまうとかなり厳しいです。

もしかすると志望校を変更することも視野に入れて対策をしないといけないかもしれません。


各高校の偏差値目安

金沢地区

泉丘高校はやっぱり例年人気が高まっています。

石川県の中でトップ公立高校と言われているだけあって、志望者数も多いし、レベル(平均偏差値)も年々上がっている気がします。

だから、今、合格基準偏差値が63。これぐらいあれば十分ですが、ボクとしては偏差値65まで上げてほしいです。

偏差値65を超えないと、ちょっと僕も安心できません。

それぐらい泉丘高校は年々シビアになってきています。

泉丘の理数科ですね。

理数科の偏差値は高めに設定されていますが、理数科の人が必ずしも全員高いわけではなく、普通科の方にも成績がいい子もいます。

だから成績がいいから、点数が高いから、理数科というわけではありません。

あくまで理数科の方に進学したい。特に重点的に勉強したいという人は、理数科に入った方がいいかもしれませんね。


二水高校もここ近年、やはり人気は高まってきています。

その年によって若干志望者数が変わっているんですけども、昨年と今年に限ってはちょっと人数が多くなってきているような気がします。

もうちょっと安全に行くと、この偏差値57より2段階上の偏差値59くらいまで到達できるとうれしいですね。


次に桜丘高校です。
桜丘高校石川県の公立高校の中で、一番倍率が高い高校です。

桜丘高校を志望している子には、「偏差値55を必ずクリアしなさい」って言います。

志望者数が多すぎるので、少しミスするだけで一気に順位が上がったり下がったりします。

だからボクはこれを

「偏差値55の壁」

と呼んでいます。


実際、勉強していて、この偏差値55を超えられる人と偏差値55を越えられない子の差は結構大きいんです。

両者を見比べると、勉強習慣や勉強への考え方、そして勉強のやり方もほとんど違います。

勉強のやり方や勉強習慣、そして勉強の考え方も変えていかないと、「偏差値55の壁」というのはなかなか越えることができません。

逆に言うと、この「偏差値55の壁」を越えている子たちは正しい勉強の仕方を、ある程度身についていると思ってもらってもかまいません。


錦丘高校は若干定員が少ないっていうこともありますので、その年の志望者数によって偏差値が大きく変動してしまうことがあります。

例えば、昨年は錦丘高校の倍率がかなり高かったので、偏差値も高めに設定されていたようです。

ですが、2024年入試は少し落ち着いていくとボクは予想しています。


金沢西高校です。

およそ平均点を取っていれば大丈夫です。

ただ、そこから確実に合格したいなと思う人は、この平均点よりもプラスアルファを目指してください。

野々市明倫高校。

今年2024年は定員が40人減ります。

そのため、倍率も少し上がるんじゃないかなと思われますが、とりあえず偏差値判定だとB判定だと偏差値43。

流石にちょっとC判定の偏差値39は厳しいと思うんですが、野々市明倫高校を目指す人たちの現状は合格率40%以下の子たちがかなり多いんですよ。

だから合格率40%って出ていても決して諦めないでください。

最後まで勉強すれば必ず伸びていきます。

そうすると一気にチャンスが増えるので、がんばってください。

次に石川県立工業高校です。
これは学科によってだいぶ偏差値が変わってくるんですが、特に電子情報科は人気なので、高めに設定されているようです。

毎年、電子情報が結構高い傾向にあります。

実際に募集を受けて希望の学科を書いてみてください。
正しい判定が出てくるはずです。

市立工業高校も大体同じ感じですね。

市立工業高校には建築科がありますので、建築士になりたい人とか、そういう勉強したいなっていう人たちは市立工業高校を選ぶといいでしょう。

やはり市立工業高校でも電子情報化の偏差値が高くなっています。

次に金沢商業高校ですね。

先ほどの県立工業高校、市立工業高校、金沢商業高校この3つの職業系の高校は、その年の志望者数や人気の学科の偏りによって、偏差値は変わってきたりします。

ですが、ボクの今までの経験上、偏差値43あればほぼ大丈夫だろうと思います。
(もちろん、学科によって違うので、正しい判定は実際に受けて見てください)

能登地区

次に能登地区です。

七尾高校には、「理数科」と「文系フロンティア」というコースがあります。



理数科はやっぱり若干高めになっていますね。

先程の泉丘高校と同じく普通科にも点数が高い子はいるので、これはやはり好きに決めればいいと思います。

この文系フロンティア僕は先程の普通科とほとんど変わってないぐらいのレベルだと思っています。


羽咋高校悪い高校は地域的に少し北の方にある。

まあ、ちょっと言い方悪いんですけど、田舎の方にあるので志望者が多くないため、倍率が上がりにくいです。

だから学力レベルはそこそこあるのにもかかわらず、そこまで偏差値も上がらない。

そのため、金沢西高校と比べて、偏差値ちょっと少し下げておきました。

加賀地区

次に加賀地区です。
小松高校という高校があります。


この小松高校にも理数科がありまして、やはり、普通科よりの高めになっています。

加賀地区の中堅高校で判定でA判定だと偏差値50くらいは必要です。

やはり明峰高校にしっかり合格したいという子は偏差値50を必ず超えてほしいです。
偏差値50を超えないと、やはりちょっとボクも安心できません。

国立高校

次に国立高校の紹介に行きます。

国立高校は金大附属高校と石川高専っていう2つの高校があります。


金大附属高校は泉丘高校の理数科とほぼ同等レベル。

ただちょっと試験の仕組みが違うので、単純にどちらがいいと比べられるわけではありません。


これはボクの勝手な印象ですが、ガッツリ勉強したい人は泉丘高校。

勉強以上にプラスアルファ、自分のやりたいことを実現したいとか、いろんな学習探究型の学習をしたい人は金大附属高校が合っていると思います。

特にやりたいことを自由にやらせてくれる高校なので、もっといろんな角度から学びたいという好奇心旺盛な子は金大附属高校をお勧めします。


次に石川高専ですね。

石川高専機械科。

学科よって若干偏差値が違うっていうのは、先程の県立工業高校や市立工業高校と一緒なんですが、石川高専は志望が第3希望まで書くことができます。

だから、もし特にその学科にこだわりがなければ、第3希望までしっかり書いておくことをオススメします。

ただ、どうしてもその学科で学びたい。


例えば

「ボクは機械科じゃないとダメなんだ」っていう人は、志望学科は機械科だけにしておいた方がいいでしょう。

なぜなら、第2志望を書いて第2志望で受かってしまうと、必ず石川高専に行かなければいけなくなるからです。



もしそういうつもりがないのであれば、第1志望だけ書いて受験する方をオススメします。

ボクの感覚だと、桜丘高校よりも若干高いくらいが機械科だと思っています。

そして電気科です。

電気科の偏差値は少し高いですよね。

電気科や電子情報科というのは、やはり人気の傾向があるので、偏差値は少々高めに設定しておきました。


電子情報科です。

これが一番偏差値が高く設定されています。

電気科と電子情報科は二水高校とほぼ同等レベルだとお考えください。

そして、環境都市科と建築学科。

これは機械科とほぼ同じくらいです。

もちろん、その年によって志望する生徒層が違うのでばらつきは生じます。
ただ、毎年の傾向を見ていると、機械科、環境都市科、建築科はほぼこれぐらいで大丈夫かなと。

もちろん、その年の模試を受けて判定をしっかり見てください。

これは、あくまで目安です。

私立高校


私立高校について全部ご紹介するわけにいかないんですけども、特にちょっと注意してほしい高校のことをご説明します。

星稜高校Aコースはほぼ二水高校と同じくらいのレベルだとお考えください。

だから、もしAコースが受かっているのであれば、二水高校も受かる可能性は十分にあります。

もしAコースに不合格になってしまったとしても、Bコースで合格できますのでご心配なく。


ただし、Bコースを受ける時は注意が必要です。

星稜高校は石川県で一番人気の私立高校だと言っても過言ではないでしょう。
だから、多くの人が志望します。

ですが、偏差値49くらい到達できてないと怖いです。もちろん、偏差値46や45でも、合格する可能性は十分にあります。

今までの経験で偏差値45くらいで合格した子たくさんいますが、もしこれで不合格になってしまった場合、公立高校のランクを一気に下げなければいけなくなります。


ここで失敗するわけにいかないので、慎重になってください。

星稜高校を志望する際、専願をつけたとしても、偏差値47をクリアしてほしいです。
(専願をつけるとプラス20点になります)

目安としては、11月に行われる地域の統一テストで、平均点よりもプラス30点〜40点あれば大丈夫とお考えください。

逆にそこで平均点を取れていない子は、ちょっと私立高校に関しては変更も視野に入れて考えた方がいいかもしれませんね。

金沢高校のSコースです。

金沢高校は近年、ものすごく人気になってきて、志望者数も増えてきています。

そのため、レベルもだんだん上がっていて、ほぼ星稜高校のAコースと同じくらいのレベルだと思います。


これはボクの感覚なんですが、この2〜3年で特進コースのレベルが一気に上がってきています。

「今までこれで合格してたんじゃないの?」っていう人たちもかなり厳しい戦いを強いられています。

だから、偏差値52よりも、偏差値54を目指して勉強してください。

できれば偏差値54以上取れるくらいの力を持っていた方が安心ですね。


金沢の進学コース金沢高校の人気が高まっているということで、昨年や一昨年は合格最低点数が引き上げられてしまったということもあります。

今年は2023年の今年は募集定員を少し広げるということを聞きましたが、それでもやはり52を目指して50ぐらいはクリアしてほしいなと思っています。



こんなことを書いていいかわかりませんが、小松大谷高校で2023年3月に受けた入試で、すこし波乱がありました。

それは推薦の専願者数が多くて、一般受験をした人たちの募集定員が大幅に減少してしまったという問題です。

これに対して、小松大谷高校側は「今年も同じような方向性でいく」と言っておりました。

だから、もし小松大谷高校を受けたい人は「推薦入試」を強く強くお勧めします。


推薦入試と一般入試とでは合格基準が明らかに違います。
一般入試はかなり難しいと思って間違いないでしょう。

推薦を希望する場合は、早めに担任の先生に伝えておいてください。

直前になって推薦に切り替えたいと言っても時間がないかもしれません。

よくある3つの悩み

最後によくある悩み、よくある相談についてさくっとお話ししていきます。

一番多い悩みはこれですね。

行きたい高校が見つからない。

こういった時はどうすればいいかというと、あくまでボクのアドバイスですが、

行きたい高校がないなら、とりあえず学力レベルに合った高校に行けばいいんじゃないか。

と思います。



今の学力よりも少し上。今この記事を書いているのは10月なんですけども、10月の時点で1ランク上の高校を目指してみるといいと思います。

受験勉強は常にちょっと上を目指していかないと、どんどん力が衰えていきます。


実際には力が衰えていくのではなく、周りがどんどん伸びていくので、自分が相対的に下がっていく感じになるんですね。

だから、今の現時点で入れる高校に入ろうと思って勉強しなくなってしまうと、どんどん落ちていって1ランク下げたつもりが2ランク3ランク落ちてしまうこともあります。


今、行きたい高校がないのであれば、「行ってもいいな」と思える高校で1ランク上を目指しておきましょう。

そして、最終的に決めるのは1月でいいので最終決定。

そこまで答えは引き延ばすことができます。

こういう悩みもよくありますね。

入学してから続いていけるか心配です。

まあ、これボクに言わせたら、そんなことを考える前に勉強しようよっていう感じなんですよ。

まだ受かってもないのに、心配してても今がよくならない。


しかも、あくまで入学試験を受けて入試を受けて、それをクリアして受かっているわけです。

つまり、
「合格」とは文字通り

「格に合う」

その学校の「格(レベル)」にふさわしい学力を持っているから「合格」しているんですよね。

しっかり合格しているのであれば、「ついていけないかも」という心配はいりません。



よく高校に入ってからついていけなくなったというの多くの人は、高校1年生の時点で舐めプした人です。

受験に合格することが目標になってしまって、その先のことを考えてないんですね


部活に例えると、
全国大会に出場することが目的になっていて、全国大会で勝ち上がろうと思っていない。

だから、ボロ負けるんです。

最初のスタートでつまづいて、1年生、2年生、そして3年生になった時にはもうついていけない。

そんな状態になっています。

だから、ちょっと先の話ですけども、入学して合格して、そこからが本当の勝負です。

入学したからって安心し切ったらダメですよ〜。


これお母さんからよくいただくんですけども、

「こんな判定で大丈夫かしら」

というご相談です。


例えばB判定が出ていると、そりゃ油断はできませんが、十分に合格する実力は持っています。

だから、

「A判定じゃないと絶対にダメ」

って言うと、もったいないなと思うんですよね。



今の力でも合格できるのに、不安だから志望校を下げちゃう。

そういう子たまにいます。


でも、実際は本人の問題なので、どうしても自信がないというのであれば、ボクは無理強いはしませんが、やはりもったいないなっていう気持ちはあります。


絶対に安心なんてものはありません。

絶対に安心を目指してしまうと、行動ができなくなってしまいます。


だから、B判定からA判定の間にいれば、受験する方向でお考えください。

最後に迷った時に計算方法はコレ


最後の最後に受験の志望校の判定で迷った時、ボクはどういう計算をして判断しているか。

簡単にお見せします。

模試の帳票(成績表)の中にはこういう欄ありますよね。

この子は今C判定が出てます。

「C判定で大丈夫ですか?どうしてもこの泉丘高校に合格したいんです」

という相談を受けました。

こんなとき、ボクはこんな計算します。


まず最初に定員を見ます。

定員が360人、そして毎年泉丘高校の倍率は1.25倍ほど。
ちょっと多く見積もって1.3倍だとします。

定員に1.3倍を掛けましょう。つまり468人。

468人程度の志望者が来ると予想されるわけです。

468人の中で、今模試を受けているのは437人。

そして、実際は468人来るので、468人割る437を今すると1.07倍。


つまり、今よりも1.07倍増えると予想されます。

そうすると次に自分の順位も1.07倍ぐらいになります。


もちろん、自分より上の人たちが入ってくるかもしれないし、自分よりも下の成績の人たちが入ってくるかもしれない。わかりません。

だから、純粋に1.07倍の順位にします。

そうするとこの人の順位は306位くらいになるわけですね。

先程の定員に戻りましょう。
定員が360人中306位ということは、C判定だけど、この点数なら受かるんじゃないかなっていう計算です。

ただ、シビアな戦いなので、点数が落ちてしまうと一気に順位が下がってしまう可能性あるので、油断はできません。


だから、たとえ今C判定であっても、絶対に合格できないというわけではないので、最後までがんばってください。

ちなみに、この子は最後までがんばり続けて、ちゃんと合格しましたよ☆

さいごに

ここまで書いてきましたが、いかがだったでしょうか。

受験勉強をしているととてもとても不安になります。

わかります。
そして、その保護者様も不安になると思います。


でも、もっと不安なのは、やはり実際に受験をしている子どもたちです。

だから、勉強している本人も、その保護者さんたちも、ただ模試の判定を見て一喜一憂するのではなく、模試の結果を正しく見て、その後の正しい見直しのやり方をして、そして次の勉強をどうすれば、点数を上がるのか、点数を取るためにどんな勉強をしていけばいいのかをちゃんとマスターしていきましょう。

どうしても迷って相談をしたいというのであれば、この『勉強の攻略法』に登録していただき、そこからボクにメッセージを送っていただければ、個別相談も無料で受けます。

ボクは不確かなことは言いません。

学校の先生みたいに
「厳しいですね。もっとがんばりましょう」

と漠然としたアドバイスはしません。

だって、そんなアドバイスは意味がないですもん。


まず最初に何をしなければいけないのか?

誰が聞いてもわかるような具体的な指示でなければ、効果はありません。


実際に、アドバイス通りに行動してくれる子は成績が上がります。




というわけで、今は10月中旬、最後まで勉強がんばっていきましょう。

まずは目標はA判定、少なくともB判定を超えましょう。

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