【2024最新版】石川県公立高校入試の攻略法 各科目のポイントとコツと勉強法|テキスト無料配布中

I can・・・はちやま塾のご案内

Hello everyone, wake up, please!
この記事はボクが書きました。

『I can・・・はちやま塾』塾長塾歴18年|日本一進化したオンライン授業をする|石川県高校入試でがんばる中学生を応援するVtuber|石川県の受験情報や勉強のやり方をを発信|たった1ヶ月で39点→91点|半年で100点up|信念は「夢を叶えるために学ぶ」|自身もバックパック一つで世界中を旅をする|世界一周達成|年間100日海外を旅する

>>笑いと涙のプロフィールはこちら

今回の記事の内容を動画でもお伝えしています。
 ・記事を読む時間がない
 ・ながらで聞きたい
 ・お子さんと一緒に聞きたい
という方は動画でボクが解説します☆

だいたい1.5倍速~2倍速で聞くとちょうど良いテンポです。

見た後に「いいね」や「チャンネル登録」してもらえたらうれしいです。

はじめに

現在、11月ですね。

地域の統一テストも終わり、その結果で私立高校を決めていかなければいけない時期になりました。

結果はどうだったでしょうか?

そろそろ本格的に入試に合わせて、勉強していきましょう。

だから、まず石川県の入試について知ってください。 「もう知ってるよ」っていう人も、各科目の注意点と攻略法、そして、この時期にぜひやって欲しい「勉強のやり方」もご紹介します。

ただ、今回の動画はめちゃくちゃボリュームがあります。

ですが、本気で合格したい人に向けて、ボクも本気で動画を作成したので、ぜひ最後までみてください。

ボクはオンライン学習塾『I can・・・はちやま塾』を経営し、世界中を旅しながら各地からオンライン授業をしたり、こういった『勉強の攻略法』を発信しています。

いろいろ勉強の情報を発信していますので、YouTubeの方もチャンネル登録&高評価をお願いします。

入試攻略0限目 過去問の使い方


では、さっそく攻略法をお伝えしていきます。

己を知り、相手を知れば百戦危うからず。

そのためには「過去問」

過去問は11月後半から12月中にやってみてください。

過去問は11月後半から12月中にやる

過去問の役割は3つ
  • 問題傾向や出題構成を知る。
  • 自分の実力を測る
  • 実戦感覚を養う

でも、過去問の使い方には注意が必要です。

環境を整える
時間を測る
丸付けをする
点数を出す
解き直しをする

本番のようにガチでやる


そして、やるのは「1年分だけ」でいいです。

たまにこの時期に5年分くらいやっちゃう人がいるんですが、それはおすすめしていません。
なぜなら、今の未熟な実力で解くのはもったいないからです。

過去に実際に行われた「過去問」

実力を測るための最高の教材です。
それを未熟な実力のうちにただ消費してしまうのは、非常にもったいない。

でも、問題の傾向や自分の実力を知るためには、絶対にやってほしい。

だから、最新の入試を1年分だけ、ガチで解いてみてください。

まずは1年分だけやってみる


この時点で合格点をとれなくてもかまいません。
解けなかった問題こそ、今からの課題であり、自分の伸び代だからです。


そして、この動画を使ったオススメの手順はこちら。

STEP

動画を見る
まずは各科目の注意点をあらかじめ頭に入れておいてください。

まずは最後まで見て

STEP

過去問を1年分解く
書店で過去問を購入し、環境を整え、時間を測り、解いてください。

ガチのテストだと思って解く

STEP

採点をする
採点は絶対にしましょう。
まだ解き直しはしないでください。
純粋に点数だけを出せばOK。
合格者のボーダーラインと比較するといいですね。

自分の実力を知る

STEP

もう一度、動画を見る
もう一度、倍速でこの動画をみてください。
注意点を守れていたかチェックです。
頭ではわかっていても、実際にやってみたら意外とできないものです。

もう一度見て確認

STEP

分析する(青ペンチェック、緑ペンチェック)
他の動画でも何度も話していますけど、分析は絶対に必要です。
ケアレスミスには青ペンでチェック。
解けそうで解けなかった問題には緑ペンチェック。

青&緑ぺんチェックで取りこぼしを分析

STEP

できなかったところを勉強する
先ほどの「緑ペンチェックした問題を最優先で勉強していきましょう。解けそうで解けなかった問題を解くのは、0から勉強するよりコスパがいい。まずは取りこぼしをなくしましょう。

自分の課題を勉強する

まとめると

過去問でも勉強の王道を守ろう

ちなみに残った過去問は私立入試が終わった後でもいいでしょう。

入試攻略1限目 国語

では、今から各科目の注意点と攻略法、これからやってほしい勉強法をご紹介します。

まずは国語からです。


国語の構成は

大問1 漢字16点
大問2 物語文29〜30点
大問3 評論文29〜30点
大問4 古典15点
大問5 作文10点

2019(R1)年度入試で漢字の出題形式が変わって以来、この構成は毎年ほぼ変わっていません。まず最初に超大事なことをお伝えします。

国語は時間配分が一番やばい

5科目の中で一番時間が足りなくなる科目は国語です。

だから、最初からトップスピードで始めてください。

50分で解くのがマジで大変!それなのに多くの人は、いつもどおりに始めて、あとから慌てる。
このパターンです。

そして、もう一つやばいのは、国語は5科目の中で「最初の科目」だということ。

ここでコケると、あとの理科や英語に悪影響を受けます。

一番最初の科目だから緊張MAX


想像してください。

国語、もともと時間が足りない科目なのに、入試本番の緊張でさらに焦る

あたまが真っ白になり、いつもの調子が出せなかった。

最後まで解ききれなかった。

テンション、ガタ落ち!

最悪です。



この状態で、このあとの理科と英語を解かないといけない。

想像しただけでヤバくないですか?


だから、国語の時間配分でしくじるわけにはいかないんです。

そこで、一度過去問を時間配分を意識して解いてみて、どのくらいのペースでとかなければいけないのかを体験してください。

何度も言いますが、最初からトップスピードで解かないと間に合いません。

国語は最初からトップスピード

「速く解こうとすると、ミスが多くなりませんか?」

という人もいると思います。

だからこそ、入試までに、練習を重ねて「いきなりトップスピード」に慣れておく必要があります。

できないことを、次やったときにできるようにしておくことが勉強です。

国語の過去問を解く時には45分で解くつもりで解いてください。

これはかなり厳しいですが、練習のときには自分に時間的な負荷をかけて勉強しましょう。

そうすると、時間配分のおすすめはこのようになります。

大問1 漢字2分
大問2 物語文14分
大問3 評論文14分
大問4 古典7分
大問5 作文8分

これはあくまで目安ですが、練習のときくらいはこのぐらいシビアに考えて実施するといいでしょう。

普段から時間を測らずにダラダラ勉強しているようじゃ、速く解けるようになりません。


では、実際の2023(R5)年度の大問1の漢字をみていきましょう。
「読み」と「書き」があります。

読みは2点×4問=8点
書きも2点×4問=8点
全部で16点あります。


漢字は大事な得点源です。
まずはここをとりましょう。

漢字は16点取りたい


ボクの経験上、漢字ができていない子が高得点になることはありません。

なぜなら、漢字は日本語において重要なボキャブラリーだからです。

漢字の知識が足りていない子は読解もできない。
漢字がわからない子は漢字の勉強をしましょう。
漢字のレベルは漢字検定の4級から3級程度。
そこまで難しくありません。

でも、漢字が苦手という人は、漢字検定をうける受けない関わらず、そのくらいのレベルの漢字練習をオススメします。

漢字練習には漢検4級〜3級


次は、大問2です。

ここに物語文が出題されています。

これは国語の読解全てに共通することですが、設問をしっかり読んでください。

設問っていうのはこの「問1」とか「問2」とかですね。

ここを正確に読むようにしてください。

多くの人は一生懸命に本文を読もうとしてしています。

確かに読まなければいけないんですが、それよりも大事なのは設問です。

本文より設問をよく読む

なぜなら、テストの基本は「聞かれたことに正しく答える」ということだからです。

聞かれたことに正しく答える

そのためには何を聞かれているのかを正確に把握する必要があります。

だから、本文よりも先に設問の方を正確に読むことを意識してください。

次にここに注目してください。

問7。
「楓はカケの紐を丁寧に巻きつけた」とありますが、その理由を、楓が自分の行動の特徴に気づくことにつながった前田の指摘内容にふれて、八十字以内で書きなさい。


とありますが、80字ですよ。

これはかなり厳しい。
だから、多くの子がここを空欄にしてしまうんです。

その気持ちは痛いくらいわかります。
だけど、空欄じゃ点数はとれません。

この問題だけで7点あります。
7点の問題を空欄でスルーして、「国語の点数を上げたいんです!」っていうのはナンセンスです。

だから、かならず解いてほしい。

でも、いきなり点数はとれるようにはならないので、途中点を狙っていきましょう。

7点中4点くらいは取りたいですよね。

完答ではなく途中点を狙う

完璧な答えじゃなくてもいい。
少しでも答えにかすって4点くらいとりたい。
特に石川県の場合は志望校によって、採点基準は異なります。

A高校ではバツがつくかもしれませんが、B高校では丸がつくかもしれません。

それはわかりませんが、本気で合格したいなら、少しでも点数を取れる勉強をしていきましょう。

空欄は絶対にダメ。

もったいなさすぎます。

空欄はダメゼッタイ

さきほどいった「設問を正確に読む」ということを実施したら、答え方がわかってきます。

この問題では、「楓はカケの紐を丁寧に巻きつけた」とありますが、その理由を、楓が自分の行動の特徴に気づくことにつながった前田の指摘内容にふれて、八十字以内で書きなさい。

答えなければいけないコアな答えはここです。

「楓がカケの紐を丁寧に巻きつけた」
その理由です。

でも、それだけでは足りません。

「自分の行動の特徴に気がつくことになった、前田の指摘」も書かなければいけません。

前田の指摘とは「全部やり切る前に意識が次に行ってしまい、やることが雑になっていること」

その指摘を受けたから、楓は自分の行動が雑だということに気がつき、恥ずかしく思い、行動を直そうとしたんです。

実際の模範解答は「やり終える前に意識が次に行くから、やることが雑になると言われ、他の人の道具をみたところ、自分はものの扱いが雑だと気づいて、恥ずかしくなり、直そうと決めたから。」とあります。

この答えの答えのコアは「自分はものの扱いが雑だと気づいて、恥ずかしくなり、直そうと決めたから。」ということ。

そして、前田の指摘は「やり終える前に意識が次に行くから、やることが雑になると言われ、」の部分。

この2つが書いてあれば、いくらか点数はもらえるでしょう。

どうでしょうか?

設問をよく読むことで、「何を答えればいいか」わかってくる。
そうすると、本文の中をやみくもに探さなくても、短時間で点数はとれます。

設問をよく読むと、答えが見えてくる

国語の勉強の仕方がわからない人は、こういうトレーニングをぜひ実施してください。

でも、国語の記述問題は自分で採点するのも難しいです。

そこでおすすめするのは「石川県総合模試」です。

石川県では「石川県総合模試」が年8回実施されています。
その模試でも60字〜80字の長めの記述問題が出題されていますので、石川県総合模試を受けて書くトレーニングしていきましょう。

ただ、なんとなく読んで答えるのではなく、「何を聞かれて」「何を答えるのか」を意識して解けば読解力は飛躍的に上がります。

石川県総合模試を受けてトレーニング


この問題をしっかり書こうと思うと、なおさら時間がありません。

だから、なおさらスピードは大事になります。

いつまでも記述問題を空欄にしていると、書く力が身につかないし、解く力が身につきません。


ここは絶対に空欄をつくらないようにして、少しでもいいので点数をもぎ取っていきましょう。


では、次の大問3にいきましょう。

大問3も同じです。
これは評論文となっています。

これも問5には70字で答える問題が出題されていますね。

この配点も7点です。
さきほどの問7と今回の問5。
どちらも長文記述なので、大変ですが、この2つを空欄で飛ばしたら14点を一気に失ってしまいます。国語の点数を上げたいなら、まずは空欄をなくすこと。

空欄をゼッタイに作らない

そして、3点でも4点でもいいので、途中点を狙っていきましょう。

あと、大問2にも大問3にも「文法問題」や「言葉の知識を問う問題」が出題されています。

でも、これはそれほど気にしなくてもいいです。

たいていは記号の選択問題ですし、各2点しかありません。

もちろん、4点は大事ですが、受験勉強で文法問題に時間をかけるなら、他の勉強に時間をかけた方がいいです。

勘で書いても25%で当たりますからね。

文法問題は勉強しなくてもいい

大問4は毎年「古典」が出題されています。

古文だったり、漢文だったりしますが、どちらが出てくるかわかりません。

でも、中学で習う内容はどちらも大差はないので、そこまで神経質になることはないでしょう。

詩はここ20年以上出ていません。
でも、絶対でないとは言い切れないので、一応「表現技法」くらいは勉強しておくといいと思います。

詩はほとんど出題されない

そして、ここ最近の全国入試のトレンドは、「複数資料を比較して読み解く問題」です。

大学入試である共通テストにもこの形式で出題されていることもあり、一つの題材だけではなく、複数の資料を比べて、答えを書かなければいけない問題もあります。

例えば、古文と漢文の2つを合わせた問題も出題されるので、あまり「古文が出る」とか「漢文が出る」とかこだわらない方がいいでしょう。

複数資料問題に気をつけろ

では、古文はどんな勉強をすればいいのか、というと、正直、かんぺきな勉強法はありません。

なぜなら、中学生が習っている古文は非常に曖昧なものだからです。

高校のように古語を徹底的に暗記したり、助動詞などの古文文法を学んだりしていないので、100%の勉強はありません。

ですが、入試では
・現代仮名遣い
・返り点の問題


は必ず出題されていますので、ここは絶対に落とさないように。

現代仮名遣いと返り点は確実に

そして、古文を勉強するときは、主語がわかりにくいので、
「誰が」
「どんな行動をしたのか」
「どんなことを言ったのか」

を把握するように意識しておきましょう。

そして、多くの問題を解いて、現代語訳と見比べながら、古文自体に慣れた方が効果的です。

古文が苦手と思う人は多いですが、あまり神経質にならずに
「なんとなくこんな感じかな」
というふわっとした感じでいいので、多くの古文に触れることをオススメします。

古典はたくさん解いて慣れる

最後は大問5の「作文」です。

今までは「課題を読んで、あなたの意見を書きましょう」という問題が多かったのですが、2023(R5)年度入試では、少し変わりました。

「インバウンド」や「エビデンス」といった外来語をつかうときにあなたはどのようなことを心がけますか?

というテーマになりました。

馴染みのないことばを使って書かなければいけないので、少し書きはじめが難しかったのではないでしょうか?

ですが、全国の入試も単純な「自分の意見を書く問題」から「時事的な内容を踏まえた問題」に切り替わってきています。

時事問題が出題されやすい

TVやネットで言われている内容に対して、「普段からどんなことを考え、どんな意見を持っているか」によって書きやすさが変わってきます。

今回の外来語の問題もそんな感じですね。

「普段の会話の中で、わからない外来語に対してどんな対応をしているのか」

普段なんとなく考えていることを言語化しなければいけないわけです。

だから、どんなときでもパッと自分の考えを言えるように心がけておく必要があります。

普段から自分の意見を持っておく

実際の入試で作文を書くときに、必ず守ってほしいことは「条件」です。

この条件を外さないようにしましょう。

条件を外してしまうと、大幅減点されてしまいますからね。

条件を外さない

また、作文を書き慣れていない人は
「〜だと思います」
「〜だと思います」
など文章が単調になり、構成も下手くそです。

たった200字程度の文章なので、凝った内容は書けません。

だから、無駄な文章を省き、自分の考えをキレイにまとめる練習をしておきましょう。

そのために「作文の型」を意識していきましょう。
作文の型を身につければ、200字なんて楽勝で埋めることができます。

まずは凝った内容より型を使ってキレイにまとめる



「作文の型」はボクの公式LINE『勉強の攻略法』に登録してくれれば、無料プレゼントしています。

【国語のポイントまとめ&勉強法】

①時間が絶対に足りなくなる最初からトップスピード。
苦しくても大問1 漢字2分
大問2 物語文14分
大問3 評論文14分
大問4 古典7分
大問5 作文8分

②大問1の漢字は必ずとろう
漢検3〜4級の問題集がおすすめ。
※漢検は無理に受けなくてもいいですよ。

③長文記述は空欄を作らずに、途中点を狙う。
そのために「設問をよく読む」ことを意識する石川県総合模試を利用して、実戦トレーニング&採点してもらう。

④「文法問題」「知識問題」は勉強しなくてもいい。
とりあえず、記号で答えれば確率は25%。
他の勉強を優先しよう。
日本人である自分を信じろ!

⑤大問4の古典は、複数資料問題に気をつけろ!
中学生の古文にカンペキな勉強法はない。
「現代仮名遣い」と「返り点」の勉強は必須。
主語を意識して解く。
神経質にならずに、問題を多く解いて慣れておけ。

⑥作文は時事問題に注意!
普段から、自分の考えをまとめる癖をつけておこう。
「200字作文の型」の練習をしておこう。
凝った文章ではなく、キレイにまとめること。

入試攻略2限目 理科

はい、2限目は理科の攻略法です。

理科の構成は

大問1 各分野の小問 2点×8問=16点
大問2〜大問5 物理、化学、地学、生物 各16点〜18点くらい
大問6 分野をまたぐ融合問題 16点〜18点くらい


理科は大きく分けて物理、化学、地学、生物の4分野になっています。

大問1はそれらの分野から2問ずつ。
各2点です。

そして、大問2〜大問5はその分野の問題がドカンと出題されます。
順番はその年によって違いますが、全体の構成は長い間変わっていません。
どれも16点〜18点くらいなので、バランスに大きな偏りはありません。

物・化・地・生がバランスよく出題

大問6は分野をまたぐ問題が出題されます。

分野をまたぐというのはどういうことかというと、例えば「物理」と「生物」。

物理の分野の「凸レンズの光の進み方」と「生物分野の「目のつくり」。

このふたつを融合して、どのような仕組みで物を見ているのかというような問題です。

だから、見たことがない問題などもあるかもしれません。

ですが、問題は基本的なことが多いので、焦らず一つずつ解いていきましょう。

すべては教科書の内容から出題されていますからね。

たとえ、見たことがない問題があったとしても、今まで勉強してきたことを使えば必ず解けます。

融合問題は基本を押さえておけば解ける

では、2023(R5)年度の入試で見ていきましょう。

大問1は小問集合。

このように4分野がバランスよく出題されています。

大問2は「生物分野の生殖」。
大問3は「地学分野の地震」。


生物・地学は暗記が中心ですが、今の理科はただ暗記していればいいというものではありません。もちろん、用語は暗記しなければいけませんが、大事なことは「なぜその現象が起きるのか?」を理解していくことです。

例えば、なぜ、低気圧は雨が降るのでしょうか?

単純に「低気圧は雨」と暗記していても、入試では対応できません。

そのメカニズムを理解しておかないと点数がとれないような出題のされているのです。

「なぜそうなるのか?」を理解する

大問4は「化学分野のイオン」。
大問5は「物理分野の磁界」。


化学・物理分野も同じです。

計算問題が出やすいですが、ただ式を書いて求めればいいというわけじゃありません。

式よりそのプロセスが大切です。

例えば、化学分野で出てくる未反応問題。

これは式だけ見れば、足し算と引き算しかしていません。

計算レベルは小学生です。

でも、どういう反応が起きているのかを理解していないと、式を立てることすらできません。

そのために、その現象のプロセスを図やイラストなどで説明できることが大事です。

図を書いて、現象をイメージ化せよ

そして、大問6は「物理分野の運動」と「化学分野の密度」と「生物分野の体のつくり」が出題されていますね。

こうやっていうとすごく難しそうな感じですが、実際は問題は独立しているので、基本的な問題です。

ビビらずに解きまくっていきましょう。

見たことがない問題も出題されることもありますが、どんな問題も基本の応用でしかありません。

融合問題にビビらず、基本を守れ

【理科のポイントまとめ&勉強法】

①理科は全国の入試問題で対策する理科の問題はそこまで難しい問題はありません。

全国の入試レベルの問題を解いていれば、似たような問題が何度も出てくるはずです。

書店にいけば、『全国入試問題正解』という問題が売ってます。

理科の場合は『分野別過去問』の方が勉強しやすいので、ボクはこちらをオススメします。

②暗記科目の時代はとっくに終わっている。

いまだに理科は「暗記をすれば大丈夫」だと思っている人が多いですが、暗記は基本中の基本。

今は、暗記をした上で、原理原則を理解しているかを問われる問題が多く出題されています。

だから、勉強しているときは単純な暗記ではなく、「なぜそうなるのか?」を説明できるようにしてください。

③バランスよく勉強せよ

石川県の入試問題については、どの分野のどの問題が出やすいなんてことはありません。

毎年、まんべんなく出題されています。

だから、分野を偏らずに勉強していきましょう。

④理科が苦手な人は「生物」「地学」から。

ただし、理科に苦手意識を持っている人は「生物」「地学」分野から勉強すると、点数が取りやすいです。

勉強の優先順位も「用語」→「記述問題」→「計算問題」の順に勉強するといいでしょう。

理科の計算問題は問題文がややこしいことが多いので、苦手な人はどんな状況なのかすら把握できないことが多いです。

だから、苦手な人は計算問題はスルーして、「用語の確認」と「定番記述問題」を中心に進めてください。

記述問題を解くときには「何を」「どのように」答えるのか。

先ほどの国語にもつながることですが、問題文をよく読み、減点されない解答を書きましょう。

⑤時間配分は各大問7分を目安に

時間配分ですが、各大問7分を目安にすることをオススメします。

そうすれば大問6×7分で42分で解けます。

実際、国語と違って、理科は40分あれば全問解けます。

だから、過去問をやるときは42分を基準にして、8分を予備で持っていると精神的にも安定しますよ。やばいのは国語です(笑)

最後にちょっと告知ですが、ボクの塾『Ican・・・はちやま塾』では、「毎日理科」という授業があります。

毎日月〜金曜日の19:15~19:45の30分間。

1日大問1ずつ、全国の入試問題を解いています。

実際に毎日理科のおかげで、理科ができるようになったという人がたくさんいます。

「入試でどんな問題が出るか」って予想をしなくても、毎日入試問題を解いているので、対応力が上がり、点数が上がります。

ぜひ、チェックしてみてください。

入試攻略3限目 英語

次は1日目のラスト科目、「英語」

英語の構成は

大問1 リスニング 30点
大問2 並び替え文 3点×4問=12点
大問3 対話文 28点〜30点くらい
大問4 説明的な長文 28点〜30点くらい

では順番に見ていきましょう。

まずはリスニングです。

リスニングは30点分があり、時間はおよそ14分〜15分です。

そこまで難しくはありませんが、対策をしておかないと30点を損してしまいます。

リスニングは30点!対策しておくべし

リスニングのコツはあらかじめ予想しておくこと。

試験が始まって、リスニングが流れてくるまでに、あらかじめ問題に目を通しておきましょう。

イラストの問題はぱっと見で理解できると思いますが、C問題の選択肢をみて、どんな質問がくるのかあらかじめ予想しておきましょう。

予想しておくと、状況を掴みるので聞き取りやすくなります。

放送の前に選択肢に目を通しておくこと

リスニングの最後は質問に対して、簡単な英文で答える問題が出題されています。

英文で答える問題ですが、「He will listen to music」など超簡単な英語で答える問題なのでビビる必要はありません。

あと時間についても要注意です。

リスニングで14分〜15分は必ずかかります。

そうすると、のこり35分ほどで残りの問題を解かなければいけません。

英語は国語の次に時間にシビアな科目と言えます。

大問1 リスニング 14分〜15分
大問2 並び替え文 5分
大問3 対話文 15分
大問4 説明的な長文 15分

リスニングがある分、時間がシビアに

では、つづいて、大問2です。

大問2は「短めの文章問題」です。

形式は「記号での穴埋め問題」だったり、「並び替え問題」だったりします。

ここは毎年のように若干変わるので、あまり「〇〇がでる」というふうに固執するのはよくありません。

2023(R5)年度入試では、並び替え問題と簡単な英作文が出ました。

難易度はそこまで高くありませんでしたが、英文の中に組み込まれているので、読解して内容を把握して並び替えないといけないので、英語が苦手な人は点数がとれないでしょう。

英文読解→内容把握→並び替えと落ち着いて解いてください。

大問2は微妙に毎年変わっている

大問3と大問4は長文読解です。

大問3は対話文、大問4は説明的な長文です。

初めて見た人はその単語数にびっくりするかもしれません。

石川県の入試は「長文問題ありき」です。

全国の英語の傾向ですが、図表と英文の組み合わせ問題がよく出題されます。

今年もそのパターンになるでしょう。

長文が読めないと話にならない

学校の問題集のような穴埋め問題や並び替え問題は単体で出てきません。

すべて長文の中に組み込まれています。


文法の問題ばかりやっていても点数はとれません。

だから、長文の読解トレーニングは必須です。


逆に言えば、長文が読めれば点数は取れるようになってきます。

長文読解がカギです。
多くの子が嫌がりますが、長文を読む練習をしましょう。

長文が読めるようになってくると、意味が分かり、どんどん解けるので英語も楽しくなってきますよ。

長文トレーニングは絶対にしておこう

そして、先ほども言いましたけど、多くの子にとって時間は足りなくなると思います。

現時点で英検準2級や2級を持っているような英語得意な人ならスラスラ読めるのですが、ほとんどの人にとっては、時間との戦いになります。

でも、時間が足りないからといって、とにかく速く読めばいいというわけではありません。

長文読解のコツは「時間をかけてでも正確に読める」→「多少雑でも速く読む」というステップをしていかないと、点数は上がらなくなります。

まずは正確に読めることが大切

実際に多くの子が「とにかく速く読まないと」と焦り、速く読もうとするけど、内容把握ができなくなって結局点数がとれない。

・・・という落とし穴にハマっています。

焦る必要はありません。


12月いっぱいは正確に読むトレーニングに専念してください。

正確に読めるようになってくれば、自然と速く読めるようになってきます。

読解スピードは自然に速くなる

大問4も長文です。

さっきと比べるとお堅いテーマの問題なので、とっつきにくいかもしれません。


そして、最後にはこの長文の内容にあわせた英作文も出題されます。

英作文を書き慣れていないと、何を書いていいかわからず、白紙で出す子も多いと思います。

そこで、国語の時と同様に「英作文の型」を身につけておきましょう。

テーマは本番当日までわかりません。
ですが、自分が得意な英語フレーズを準備しておき、テーマに合わせてそれを当てはめていけばいいわけです。


ここも白紙で出すにはもったいない。

この問題だけで8点ありますからね。

なんでもいいので、サクっと書いて少しでも点数を狙っていきましょう。

英作文の型を身につけておこう

結局、受験はそういった「悪あがき」の積み重ねをしている人が点数を稼ぎ、合格していきます。

各科目2点ずつもらえれば、それだけで合計10点アップしますからね。

1点勝負になる受験では10点をかき集めることが、どれほど有利になるか計り知れません。

簡単に諦めずに、少しでも点数をかき集めるような攻めの姿勢で臨んでください。

最後まで攻めの姿勢でポイントをかき集めよう

【英語のポイントまとめ&勉強法】

①大問1のリスニングで点数を稼ぐ30点分は大きい。

リスニング対策としては❶問題を解く❷スクリプト(台本)を読む❸聞き取れなかったところをチェック❹もう一度聞いて、なんと言っていたか確認する❺1.5倍速で聞いてみる(できれば)

②大問2は時間をかけすぎない目安は5分くらい。

そうしないと、次の長文が読めなくなる。出題形式が変わっても焦ったらダメ。

③長文トレーニングを必ずやる。

これをしないと話になりません。

まずは「時間をかけてでも正確に読む」そして「時間を決めて速く読む」

12月末まではゆっくり丁寧に読むことに集中していても大丈夫です。

読めるようになれば自然に速くなってきます。



正確に読めない人は、先生に正しく訳せているか添削をしてもらった方がいいですね。

これも『全国入試問題』を買って、実践すればいいでしょう。


ここで注意が必要です。
「長文トレーニングをする」と言っても、「問題を解け」ということではありません。

具体的にいえば、「問題を解く」のではなく「全文日本語訳をする」ということ。

時間をかけてでも正確に訳すことができるかです。

つまり、まずは「時間を測って問題を解く」「採点をする」「時間をかけてもいいから全文を訳してみる」問題を解いて、マルバツだけつけても英語読解力は上がりません。

長文を読まないと伸びないんです。
そして、そのときにわからない単語や表現があったら、調べて単語帳にメモっておきましょう。

④英作文は「自分の型」を用意しておく。

基本の「自分の型」を準備しておきましょう。

そして、使える文法フレーズをいくつか覚えておくと応用も効いてきます。

「使える英文フレーズ」もボクの公式LINE『勉強の攻略法』に登録してくれれば、無料プレゼントしています。

これもいつ終了するかわからないので、お早めに登録してGETしてください。

入試攻略4限目 社会

では、次に社会です。

実質4限目なんですが、石川県の入試は2日間に分けて実施されます。

なので、社会は2日目の1時間目になります。

フレッシュな頭で臨むことができます。

社会の構成はシンプルです。

大問1 世界地理 15点~19点くらい
大問2 歴史 15点~19点くらい
大問3 公民 15点~19点くらい
大問4 日本地理 15点~19点くらい
大問5 歴史 15点~19点くらい
大問6 公民 15点~19点くらい


地理、歴史、公民の3分野から大体点数も等しく、バランスよく出題されています。

地歴公民はバランスよく

では、実際の入試を見ながら特徴を見ていきましょう。

大問1と大問4は地理です。

全体的に図表が多く出題されていますね。

資料の読み取り&記述は大事なポイントです。

よくある問題は複数の資料が出されて、その複数の資料を関連させて読み取る問題です。

「資料1と資料2を関連づけて書きなさい」というもの。

こういった場合は、片方だけ見て答えるのではなく、必ず2つの資料のことについて答えましょう。

そうしないと減点になってしまいます。

図表問題が複数ある場合は関連させて答える

大問2、大問5は歴史です。

歴史は縦の時系列を意識して勉強してください。

例えば、今まで習ってきた歴史は、鎌倉時代なら鎌倉時代、安土桃山時代なら安土桃山時代というように、特定の時代を習ったら次の時代に進むという流れでした。

でも、実際には「時代を飛び越えて」出題されます。

例えば、「テーマ史」というものがあります。ひとつのテーマに絞って、各時代の特徴を問われる問題です。

2023(R5)年度は「日本と国際社会の関わり」というテーマで年表とともに出題されています。

そこで、「1875年にどの国と条約を結び、国境をどのように決めたのか」とか、「国際連盟に関する問題」だとか、「1919年〜1939年に起こったできごとをすべて選び記号で答えなさい」とか、外交に関する問題を中心に問われています。

各時代をぶつ切りで覚えている人は気をつけてください。

年表は縦の流れで覚えていきましょう。

歴史は縦わりで出題される

大問3と大問6は公民が出題されています。

公民は中3の夏前くらいから習い始める単元です。

他の単元に比べて、習っている期間が短いのに、地理や歴史と同じ配点。

ちょっとお得ですよね。

しかも最近習ったばかりだから、記憶も新しい。

歴史や地理が苦手なひとは公民を勉強するのをオススメします。

公民は比較的量が少ないのに配点は同じ

【社会のポイントまとめ&勉強法】

①地理、歴史、公民はバランスよく勉強する

ただ、社会が苦手な人は公民が量が少なく、ちょっとだけオススメ。

②歴史は「優先順位」を心がけて。

ここで注意です!
「さあ、気合い入れて勉強するぞ!」っていう人に限って、「四大文明」から勉強を始めます。

今の時期、一から勉強する時間はありません。

自分が苦手な時代を優先的に勉強してください。

特に明治時代以降が苦手な人が多いと思うので、その辺もしっかり確認しておきましょう。

③地理は「なぜ」を考えて勉強する。

地理はただの暗記ではなく、必ず理由があります。

ポイントは「地形」と「気候」です。


たとえば、
石川県は伝統工芸が盛んですが、その理由は「天候」にあります。

石川県は冬の間に農業ができなかったので、屋内でできる産業が盛んになりました。

漆器をつくったり、お皿を焼いたりそういったことで冬の間にお金を稼いでいたから。

その結果、伝統工芸が残ったのです。

なんとなくそうなったわけではなく、そうなった「理由」がある。

暑い地域には暑い地域のやり方、寒い地域には寒い地域のやり方。

沿岸部には沿岸部の特色、内陸部には内陸部の特色があります。

その理由を理解すると、暗記の負担もグッと減ります。

④記述問題の練習をしておこう。

複数の資料を関連させる問題がよく出題されるので、自分の言いたいことを正しく書けているか添削してもらうといいでしょう。

「自分ではこう伝えたい」と考えていても、日本語的に間違えていて正しく伝わっていないケースが多々あります。

これも国語と同じく、設問をよく読み「何を」「どのように」答えなければいけないかを意識してください。

⑤時間は理科と同じく40分。

理科と同じく、各大問を7分で解くように意識すれば、およそ42分で解けます。

まだまだ時間がかかっているという人は、まだ熟練度が足りません。

思い出すまでに時間がかかっている証拠。

もっと演習を重ねて、パッと瞬間的に解けるようにしてください。

時間のゆとりは心のゆとりにつながります。

普段の勉強から40分で解くことを意識して、本番のプレッシャー対策をしておきましょう。

⑥「必殺年表」をそばに。

各時代ごとに勉強するだけではなく、各時代の特徴を整理しておきましょう。

勉強する時には年表をかたわらに置いておくと、勉強が捗ります。

ボクが作った『必殺年表ver.2.0』を使ってみてください。

これも公式LINE『勉強の攻略法』に登録すると無料でゲットできます。

まさに「必殺」の内容になっていますので、ぜひ今のうちにゲットしておいてください。

入試攻略5限目 数学

いよいよ最後の数学です。

そろそろ疲れてきました。

でも、最後まで気合い入れて解説します。

とにかく、この科目が最後でよかった。

こんなものが1日目の最初にあったら、受験生の心がへし折れてしまいます。

石川県の数学は、毎年合格者平均点が50点を下回ります。

はっきりいって、かなり難しいです。

数学は高得点はとりにくい科目

でも、今からコツと勉強法も解説しますので、受験までに準備しておきましょう。

数学の構成はこのようになっています。

大問1 小問集合 30点
大問2〜4
規則性or確率、方程式、関数 各10点〜14点
大問5 作図 8点
大問6 空間図形 14点
大問7 平面図形 14点


大問1は小問集合。

計算問題が中心で出てきますが、30点分もあります。

ここでしっかり点数をとっておくことが石川県入試攻略の必須条件になります。

大問1は30点目指す


大問2〜4は「規則性or確率」「方程式」「関数」

この出題順は毎年変わっています。

ですが、10点〜14点くらい出題され、大きなパターンは変わっていません。

大きなパターンは変わらない

大問5は毎年「作図」です。

コンパスと定規をつかって条件をみたす図形を書きましょう。

なんと8点もあります。

作図は8点、配点がでかい

大問6は「空間図形」、大問7は「平面図形」4年前まではここは逆だったんですが、最近はこの傾向ですね。

まあ、順番が変わっても特に気にすることありません。

ですが、最終問題の難易度は高いのでムリをせず、取れる問題だけとりましょう。

大問6&7の(3)は激ムズ問題

では、実際の入試を見ていきましょう。

まずは大問1。

数学の得点源です。ここで確実に30点を取りたいですね。

平均点が40点〜45点くらいしかない問題の30点がここにあるんです。

これは絶対に取るっきゃない!

最初に計算問題があり、ここで計算ミスをするのは絶対にダメです。

ボクの動画『計算ミスを一撃でなくす攻略法』をみてノーミスで突破しましょう。

計算問題はノーミス必須

小問集合とはいえ、決して簡単ではありません。

数学が苦手な子は入試までにここの対策を行いましょう。

数学のオススメはこの参考書です。

『全国高校入試問題正解数学』

オススメ問題集は全国の過去問

分野別もあるんですが、数学は分野が分かれ過ぎていて、勉強しにくいので県別の問題の方がやりやすい気がします。

まずはここでパーフェクトを狙っていきましょう!

今は解けない問題があっても構いません。

今から対策をして、最低26点。

30点中の26点はとりたいですね☆

解けない問題は1問までに留めよう

大問2、2023(R5)年度は「確率」でした。

「確率」か「規則性」どちらかが出てきます。

確率の問題は、問題をよく読みルールをしっかり把握してください。

ルールを間違えたら一発アウトです。



そして、必ず樹形図を描いてください。

高校入試レベルの問題は樹形図を描けば絶対に解けます。

ただし、数え間違えるとアウトですし、確かめ算もできないので数え間違えがないように、何度か確認してくださいね。

ボクは数え間違えによるミスが多いので、めちゃくちゃ確認するところです。

確率or規則性の問題は確かめに力を入れる

大問3に関数の問題が出題されました。

(1)、(2)、(3)と出題されますが、ここで少なくとも(1)と(2)をとれるようにしましょう。

そうすれば、ここで7点ゲットです。


(3)はむずかしいですが、あとから説明する「空間図形」や「平面図形」の(3)に比べると、取りやすい問題です。

もし、泉丘、二水、桜丘、小松、七尾といった上位校を目指すのであれば、関数の(3)は狙い目です。

ボクなら全国の入試問題の関数の問題だけピックアップして勉強します。

関数は平面・空間図形に比べ、少し解きやすい

大問4です。
今回は「連立方程式」が出題されています。

とり肉とぶた肉の値段とグラムの関係の連立方程式でした。

こういう実生活に基づいた出題が最近流行っていますね。

やはり数学も実生活の役に立つってことを言いたいんですね。
(実際はグラム数なんて、測れば計算しなくていいのに・・・)


まあ、それほどむずかしい問題ではありませんが、実力テストで平均点前後の人は解けないことが多いので、あまり深追いするのは禁物です。

一番最悪なパターンは「時間をかけて解いた結果、間違えた」というものです。

もちろん、問題を見ずにスルーするのはもったいないので、できるだけ解いてほしいのです。

ですが、連立方程式の式をつくって、最後まで解き切るのは意外と大変なので、ここで時間をかけ過ぎないようにしましょう。

解けそうで解けないのが連立方程式。深追い禁止

大問5は毎年「作図」ですね。

これで8点もあるってちょっとバランスが悪い気がしますが、仕方がありません

作図はとりあえず、コンパスで円を描けば点数が取れるって話ではありません。

石川県の作図は、かなりむずかしい部類なんです。

だから、コンパスを使って解く前に「どのように解けばいいか」と下書きをしてイメージを固めてから、実際にコンパスを使った方がいいでしょう。

作図はイメージを固めてからコンパスを


作図の問題のような図形問題は「気がつくかどうか」のセンスの部分があります。

ただし、センスは問題を大量にこなすことで身につけることができますが、数学に苦手意識を感じている人は無理をしない方がいいでしょう。

センスは大量演習で身につけることができる

「完答はできなくても、わかる部分だけは描いておく」というのも手です。

詳細はわかりませんが、学校によって採点基準が違いますので、途中点をもらえる可能性もあります。

白紙にせず、わかるところまでは描いておきましょう。

わかるところまで書いて途中点を拾いにいく

大問6の空間図形。

これはむずかしいですが、(1)には必ず取れる問題が出てきます。

よくある問題は「辺と面の位置関係」の問題です。

「ねじれ」とか「平行」とか「垂直」とかのアレです。

ここは絶対に落としたくない点なので、ケアレスミスに注意してください。

空間図形の(1)は絶対に落とせない

(2)はできれば、取りたい問題。

上位校(泉丘、二水、桜丘、小松、七尾)志望の人は(2)は解けるようになってほしいです。

ただ、中堅校狙いならそこまでできなくてもいいでしょう。

上位校狙いの人は(2)まで解ける実力を


(3)は正直むずかしすぎる問題が出題されます。

だから、問題を読み、解けそうだと感じるのであれば挑戦してみてもいいですが、絶対に深追いは禁物です。

この問題はスルーした方が、時間を節約できるのでいいと思います。

(3)はスルー推奨


ただ、この問題は「DM:MJの辺の比を整数で表しなさい」という問題なので、勘で答えを埋めておけば、点数はもらえるかもしれませんよ。
(各学校の採点基準なので、過程がないとバツにされる可能性もあります)

わからなくても空欄は作らない

大問7もかなりむずかしいです。

(1)は角度の問題が出題されていますが、角度の問題は気がつかなかったら解けないことがあるので、問題の読み落としに注意して、冷静に解いてください。

ここまでくるのに時間を浪費しすぎると、残り時間が少なくなり、焦りで解けなくなる可能性があります。

できそうにない問題を一気に飛ばして、さきにこの問題をしておくのも戦術です。

難しい問題を飛ばして、先にやるのもいい作戦

平面図形の(2)は毎年証明問題が出題されます。

この証明問題は、2つの条件を出すところまではむずかしくありませんが、完答までもっていくのはなかなかむずかしいです。

だから、途中で切り上げるのも一つの手です。

最後の条件を探せなさそうなら、むりやり答えをつくって最後まで持っていくのもアリです。

途中点がもらえるかもしれません。

証明問題はわかるところまでやっておく

そして最後の(3)問題はやはりむずかしいです。

スルー推奨問題です。

ここでスルーしても全然恥ずかしくありません。

正答率はかなり低いでしょう。

ここもスルー推奨

最後に数学で最も大事なことを言います。

ここまでの問題を40分で解いてください。

でも、40分で解くことは基本的には不可能です。

これらの問題を40分ですべて解ける人はもはや石川県で1番になれるくらいの力を持っていると思います。

こんなの40分で解けるわけがない。

では、「なぜ40分で解け」と言っているのか?

なぜなら、10分は見直しに専念してほしいから。

40分で解いて、10分見直しに専念

数学は難しいので、たとえ時間があっても満点は取れません。

ボクでもむずかしい。


そもそも入試は満点をとる戦いではなく、5科目のトータル点数が大事なんです。

だから、できない問題に余計な時間をつかうよりも、できる問題を絶対に落とさないこと。

つまり、できない問題は捨てる。



できる問題でミスしないことが数学攻略のカギになります。

ちょっと覚えておいてほしいのは、受験は自分とほぼ同レベルの人が受けています。


つまり、「自分ができない問題は周りもできていない」ということです。

でも、逆に言えば「自分ができている問題は他の人もできている」ということ。


一番ヤバいのは「できない問題がある」ことではなく、「本当はできていた問題で間違えてしまった」です。

できる問題は絶対に必中

だから、時間いっぱいギリギリまで使うのではなく、40分で区切りをつけて、できない問題を捨てる。

その上で、10分間は見直しに専念して、確実に点数をとるようにしてください。

とりこぼしは厳禁です。

いいですか?

もう一度いいますよ。

40分で解ける問題を解く。

できなさそうな問題はスルー。

10分は見直しに専念して、取りこぼしを絶対にしないこと。


高校受験は最高得点を目指す「攻める戦い」ではなく、できる問題を落とさない「負けない戦い」をしてください。

これができれば、きっと合格できます。

高校入試は「落とさなければ」勝てる

【数学のポイントまとめ&勉強法】

①大問1は30点を狙おう。

計算ミスは絶対にダメ。

過信せずに何度も見直しをしてください。

とくに数学が苦手な人はここで取らないと平均点を超えることができません。

全国の入試問題にも似たような小問問題はあるので、『全国入試問題正解』で小問集合を徹底しておく。

②各大問の(1)は必ずとる!

(1)〜(3)のうち、(1)はかならずゲットしたい問題です。

(2)はできればとりたいですね。

(3)は基本的にスルー推奨。

ただし、「関数」の問題は「空間図形」「平面図形」と比べて、簡単なので狙うなら関数を優先的に。

上位校(泉丘、二水、桜丘、小松、七尾)志望の人は、計算の過程も意識して勉強しましょう。

「答えが合っていればいいでしょ?」ってのは、キッズの考えです。

式、図、表、文字などすべて大事な計算の過程です。

採点者に自分の考えを丁寧に伝えるつもりで、計算過程にもこだわってください。

③作図、証明問題は途中点でも狙いにいく

実際に途中式がもらえるかわかりません。

ですが、白紙で出したら可能性は0です。

作図も証明も、配点が高いので途中になっても解けるところまで解いておきましょう。

④鉄の掟40分で解いて、10分見直し。

言葉で言ってもなかなかできません。

問題を解いているときは、集中力が高まっているので、周りが見えなくなることがあります。

でも、気がついたらタイムアップで見直しができなかったというのは、不安ですよね。

だから、実際の過去問をやるときも40分で解いて、10分見直し。

できる問題は確実に。

できない問題はスルー。

これを意識して、時間配分を体に叩き込んでおいてください。

最後に

はい、いかがでしたか?

石川県の入試問題がどんな感じかってわかっていただけましたか?

一番最初にいいました。

まずは実際に過去問をやってみましょう。

そして、自分で体験してみてください。

そのあと、採点をして、もう一度このサイトを見てください。

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