【2024年版】最新石川県総合模試分析『総合模試の結果どうだった?』

この記事はボクが書きました。

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志望校の合格には総合模試の解き直しは必須!

いっしょに模試を振り返って、偏差値を上げて、志望校を合格しましょう。

2024年度 石川県総合模試からみる推定合格偏差値表

※各高校の合格基準の一覧です。石川県総合模試の合格判定(偏差値)を元にしていますが、はっち塾長の推定で作成しているので、実際の模試と誤差がある場合もあります。

最新入試予測【第3回から見る2025年石川県高校入試】

第3回石川県総合模試 (2024年9月15日実施)

第3回の平均点と標準偏差一覧

教科平均点標準偏差
国語61.1点14.38
理科48.6点18.03
英語50.3点21.2
社会50.2点19.55
数学48.1点18.39
合計258.1点80.90

模試直後の総評(9月15日配信)

結果発表後の総評→合格のための狙い目問題

国語

まずは大問1の漢字。
今回は予想通り「断固」の書きができてなかったね。
そして、正答率が低かったのは「失墜」の読み。
「失墜」は「墜落」とかなら読めたかもしれないけど、日常に「失墜」ってあんまりないもんね。
『カイジ』とかみてたらよく出てくるけど(笑)
意外にも読めていたのは「究める(きわめる)」。
ボクの予想に反して、正答率81%と高かった。

大問2では、概ね点数が取れていた。
その中でも問4の正答率はやや低く45%。
これはほぼ予想通り。
問6(2)の60字の記述問題は、採点基準が甘いのか7点中5点だった。
「自由以外に何が必要か」って問題で「多様性」って書いてあればいくらか点数がもらえたんだと思う。
実はそれより難しかったのは問6の(1)の「尊厳とは自分についてどのように思えることか」という問題。
これは6点中2点しか取れていない。
でも、これはボクにとったら意外だった。
なぜなら文中に「自分は他者に受け入れられる存在だ、と思える。それが「尊厳」ということだ」とはっきりと書かれているから。
これで点数がこんなに低いとするなら、模範解答の前半部分「能力や文化に関わらず」がなかったから減点されたのか、それとも単純に読めてないだけなのか。うーん、謎。

大問3は個人的にむずかしかった。
本文の内容は読みやすいんだけど、答えにくかった。
特に問7は直後の動画でも言ったとおり、めちゃくちゃ答えにくい。
答えが無数に読み取ることができて「何これ?なんて書けばいいの?」って感じだった。
これじゃ7点中2点しか取れていないのも仕方がない。
ボクの中ではクソ問なので、スルーしておけばいい。
※問題を作った人、ごめんね。
それ以外だと、問4の「単語に分ける」問題。
なんと4択問題で正答率25%(笑)
「鉛筆を転がしたんかいっ」って正答率だった。
でも、これも気にするな。
文法の勉強はコスパが悪い。
だったら、鉛筆を転がして、他の問題で点数を取った方が100倍いい。

大問4は古文
問2の「動作主」を見つける問題の正答率が低め。
古文は基本的に主語が書かれていないことが多い。
だから、「この動作(セリフ)は誰がしたんですかぁ〜?」って問題はよく出てくる。
勉強する時は、「必ず誰が何をしたか」をチェックしておこう。
もう一つ、正答率が低い問題は「発言部分」を見つける問4の問題。
正答率が31%なんて、ありえんやろー?
古文のセリフの終わりは「〜と」って言葉がつくから、「終わり」はわかりやすい。
問題は「始まり」の方だったんだけど、今回は「おほかたとらざりければ(まったく抜こうとしないので)」という説明文の直後からセリフだったので、わかりやすいかった。
まだまだ古文慣れしてないようだ・・・。

ちなみに、国語の先生に「中学生の古文の勉強ってどうすればいいんですか?」って聞いてみたら、「力入れて勉強するなら、古文単語を暗記する。それ以外なら読んだことがある文章が出たら、楽になる」と言っていたので、やっぱり勉強量と蓄積した知識量がカギになる。
中学生の古文の勉強は、文法も単語もほとんど習っていない状態なので勉強のしようがない。
単語も文法も習っていない状態で英語を解くようなものだ。
だから、中学古文はあまり細かいことは気にせずに、たくさん解いて慣れることを考えればよし。

最後の作文は、平均で10点中6点。
これぐらい取れていればOK。
でも、これ以下になっているなら要チェック。
特に条件を外すと、減点がエグいので絶対に条件は外さないようにしたいね。
あと満点も狙わなくてもいい。
「6〜8点ならOK」という感じで次に進もう。

理科

大問1の小問集合。
予想通り、問1(2)の正答率が35%と低め。
「タンパク質を分解するものをすべて選べ」ってやつ。
「すべて」って言われると、消去法が使えなくなるから正答率が低くなる。
消化酵素しっかり把握しておこうぜ。
問3(1)の「炭酸水素ナトリウム」の化学反応式も低いね。
これは仕方がない。
化学反応式は理科で平均点がとれない子にとっては、そこそこ難しい部類になる。
苦手な人は要チェックな。

大問2は生物。
正答率が「問5が28%」と「問6が16%」で低いけど、なんでやねん!
めちゃくちゃ簡単でしょー。
でも、うっかりミスしやすいところだから、それでひっかかったのかな?
間違えた人、必ずチェックしておくよーに。

大問3は化学の物質の性質。
問2の(1)の「液体のろうの密度」を文字で表す問題。
これはもともと正答率が低いと予想してたので納得。
こういった単純な計算は、数字を使えば解けるけど、文字を使って計算するとイキナリできなくなる。
そして同じく問2の(3)もほぼ定番記述なのにできていない。
学校のワークレベルなので、絶対に解けて欲しかった。でも、まあ、記述問題だし高望みはしないが、50%くらいは行って欲しかったな〜。

大問4は電気の回路図。
これは難しかっただろうね。
正答率「問3:24%」「問4(2):23%」「問5:17%」
特に問3と問4の問題は、選択問題だからって単純に考えないで、しっかり原理原則を理解した上でできるようになってほしい問題。
いい問題だ。

大問5は湿度や気圧に関する問題。
問4の(1)の気圧の計算問題はやっぱり解けなかったか・・・。
まあ、気圧から面積を求める問題は今の時点なら難しいと思うけど、全国の入試問題を見ると結構出てきてる問題なので、解き直し必須ね。
問4(3)の問題は、少し難しめ。
そこまで難しくはないけど、こんな聞かれ方する記述問題にあんまり出会ってないんだと思う。
勉強って結局は「慣れ」だ。
一度解いて、解き直した問題なら、次にやった時に解ける可能性が高い。
でも、はじめて見た問題は基本的に解けない。
もちろん、初見で解ける問題も中にはある。
でも「基本的に初見では解けない」と思って勉強した方がいい。
つまり「ガンガン演習問題をして、初見の問題を減らせよ」ってことね。

最後は大問6の気象観測やなんやらの融合問題。
融合問題っていうか複数のジャンルから出てる問題って感じかな。
ここで難しいのは、問3。
正答率が20%しかない。

せ、選択問題なのに・・・。
台風の進路を資料から推測する問題。
注目するところがわかれば、スッキリわかるので、ボクの解説動画を見ておきたまへ。
※下にスクロールすると『難問を何問か解いてみた』があるから、そこからチェケラして。

英語

大問1リスニング。
ボクもしっかり聞いて解いたけど、BのNo.1がヤバい。
正答率が21%。
何がヤバいって、遅刻してきて、その上、映画の上映時間を間違えてたって。
お前、ひっかけ問題の仕掛け人かよ(笑)
C問題Part2のNo.2がなんで正答率が10%しかないのかわからない。
He started praying it 「      」 ago.
の空欄に「two months」を入れればいい。
しかも、しっかり言ってたし聞き取れなかったと思えない。
多分ボクの予想では、「two months」の「month」のスペルがわからなかったのか、それとも「two months」を複数形にし忘れたのか。
ちなみに「months」の発音は「マンツ」。
thの音とsの音が重なって、「ツ」って音になる。
ネイティブのYouTuberが言ってた。

大問2の並び替え問題。
問1が難しいのは仕方がない。
「扇子を使う時は開いて、使わない時は閉じる」
って意味を完成させるんだけど、これは空欄でしかも3語縛りなのでムズイ。
でも、その次の問2①の並び替え問題はなんで正答率24%しかないんだろう?
Which website should I visit?
ってだけなのに・・・。
これもおそらく「which」を単品で使って、「which website」って「疑問詞+名詞」の形にしてないんじゃない?
こんな単純な文法でミスする人が多いなんて・・・。
ヤバいと思った人はすぐに見直してね。

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他は・・・特にないな。

英語は英作文が難しいのは当たり前だし、長文が読めない人にとって大問3&4は解けようもない。
ぶっちゃけ、単語と文法の基礎ができていない人に英語のアドバイスができない。
野球に例えると、ボールを投げても塁間が届かない。
サッカーだと、トラップできないドリブルできない。
テニスはフォアハンドもサーブも打てない。
バレーだとレシーブもトスもできない。
水泳だと息継ぎができない。

そんな感じ。

長文が苦手な人は、今はまだ時間が残されているからもう一度解き直して、長文を読めるようにしておこう。

社会

では、憎き社会へ。
社会が憎いのは、単純にボクが得意じゃないから。
一番解くのに時間がかかる。

特に大問1の問1。
いきなり見たことがない方向からの正距方位図法。
「どれがアフリカ大陸やねん?」って感じだったからね。
問1の(4)もアには「マオリ」があったからわかるけど、中学生はゲルマン系言語(英語やドイツ語)って知ってるの?※ボクは英語がゲルマンって知ってたから解けた。
それでも39%の人が正解しているのか。すごいな。
あと、問2(1)のハリケーンに関する記述問題。
これには問題文中に「この都市の気候の特徴に注目して〜」って書いてあるから「ハリケーン」は必須だと思う。
これは難しい。
その証拠に、正答率は4%。すくなっ!

大問2の問5の律令制度の記述問題。
正答率1%未満の激ムズ問題。
ボクもこれは解けなかった。
答えを見たら「なるほどね」って思うんだけど、初見じゃすぐに対応できない。
でも、入試に出てもおかしくない良問だから、必ず見直しておいてね。
問6も難しい。
つーか、社会は全部難しい。
できごとを年代順に並べる問題は歴史の流れを意識してないとかなり厳しい。

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大問3は比較的簡単な問題が多かったかな。
た〜だ〜、問5(1)の「原子力発電所のメリット・デメリット」は難しかった。
正答率10%。

ボクも解けなかったので納得だ。うんうん。
この問題は「二酸化炭素・安定」って2つのキーワードを使わなきゃいけないんだけど、ボクは「原子力発電は危険性が高いので安定してない」って思ったわけ。
でも、模範解答は「安定して発電できる」ってメリットの方に使っていたから「そっちか〜」ってなったんだよね。
まあ、そういう考えもあるよね。

大問4は問4の「寄合」が答えられていないのが意外。
室町時代、惣(惣村)、農民の代表者が集まるって言えば「寄合」しか知らない。
あと「首脳会議」くらいしかわからない。
だから、この問題が20%ってちょっと知識がまだ身についていない人が多いのかもしれない。

社会が怖いのは、「知ってる人は楽勝で解けるけど、知らない人はどんなに考えても解けない」ってところ。
暗記が多い科目ではそうなることが多いので、やっぱり暗記は必須。
知らないことは、その周辺知識も含めて調べて覚えておこう。

大問5は公民が出てきた。
今年の模試で初出じゃない?
記述問題もいくつか出てきていたけど、全体的に平均点は高め。
最近習ったところだし、現代社会に生きているんだから、まあわかりやすいよね。

大問6もそこまで難しなかったと思うけど、問1の「南北戦争」に関して少し低めだった。
選択問題だったし、奴隷解放宣言のリンカーンといえば「北部サイド」だから、実質2択。
しかも、「( Y )へ開拓」というのは「西武」、いや「西部」しか考えられない。
でも、そう思うのはボクがそれを知っているからであり、知らない人にとってはやっぱりちょっと難しいと言えるね。

数学

大問1は(4)に注目したい。
この問題は解き慣れていると、なんともない問題だけど、はじめて解いた人にとってはどこから手をつけていいかわからない問題。
正答率は34%。
数学はこういった解けそうな問題の演習量を増やすといい。

大問2(2)の確率の問題はいい問題だった。
単純なカードの確率だが、「6を必ず引かなければいけない」という縛りを見破ることができるかというのがポイントだった。
全体の3割以上の人ができているはずなので、この問題も勉強するのにうってつけだ。

大問3はまだまだあかんかったか〜。
少しヒネリがあったにせよ(2)の「直線の式を求める問題」で正答率18%は少々低すぎる。
そして、それが解けていないと次の(3)も解けないので、得点率0点も納得な結果。
でも、解説動画『難問を何問か解いてみた』を見てくればわかるけど、落ち着いて解いたら大したことはない。
普段の勉強でもっと緊張感を持ってやると、「練習では解けるけど、本番では解けない」って感覚がわかると思う。

大問4の連立方程式の問題は、非常にオーソドックスだった。
だけど、得点率では10点中の4点ほど。
これは仕方がない。
連立方程式の正答率は高くてもいつも25%ほど。
解けそうで解けないのが連立方程式の文章問題だから。
この問題で間違えてしまったなら、連立方程式の勉強をしておいた方がいいね。

大問5の作図は、かなり取れていたんじゃないかな?
正確な正答率はわからないけど、50%くらいは解けている気がする。
だって「角の二等分線」と「垂直二等分線」を書くだけだから。
とりあえず「角の二等分線」を書いただけでも点数が取れたんじゃないかな?

大問6の平面図形で物申す。
(2)の証明問題はめちゃくちゃ簡単だった。
結果が出る前のボクの評価はC+。
つまり、ほとんどの人が解けてほしい問題(肌感覚で正答率70%くらい)
でも、実際はほとんど取れていない。
(3)もそこまで難しくはないけど、得点率は0点。

少しの人は解けたと思うけど、1割の人もできていないはずだ。
この問題も解説をアップしてあるから、下へスクロールしてみてほしい。

大問7は空間図形。
今回(2)は比較的簡単。
これはできる人が多かったんじゃないかな?
と思ったけど、得点率から見ると厳しい結果だね。
詳細は不明だけど、点数から換算すると25%くらいの人ができたんかな?
そして(3)も難しいが解ける問題。
体積が何倍かを求める問題だけど、よくみたら面積の比をみたら答えられる。
そこに気がついた人は解けるよ。
これも解説をアップしているから要チェック。

全体

5科目の平均点は258点とバランスのいい模試だった。
英語と国語に少々の偏りがあるが、実力を試すことができるはずだ。

今回の模試で、正答率20%~40%くらいの問題を解けるようにして行くことが今後の勉強で大事になるはず。

勉強のやり方を整えて、狙いを絞って勉強すれば必ず攻略できる!

がんばろうね!

難問を何問か解いてみた

第2回石川県総合模試 (2024年8月25日実施)

入試予測【第2回から見る2025年石川県高校入試】

模試直後の総評

総合模試が終わった日。
17:00~18:00の時間帯で模試の感想YouTubeライブを開催しています。
いっしょに自己採点をしていきましょう。

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第2回の平均点と標準偏差一覧

教科平均点標準偏差
国語57.2点12.52
理科50.8点19.39
英語53.5点21.18
社会50.1点19.76
数学51.2点18.15
合計262.7点79.82

結果発表後の総評

国語

国語は平均点が57.2点と5科目の中で最も高く、標準偏差から推測するに多くの人が57点前後に集中しているはず。

今回の国語も第1回と同じく比較的読みやすく、点数がとりやすい問題だった。
その反面、間違えている問題は多くの人が間違えている(正答率が低い)ので、平均点に集中したのだろう。
特に予想通り、大問2の問3は答えにくかった。
ボクが模範解答を見ても、文中からはそこまで深く書ききれなかった。

そして、同じく大問2の問7も難しかった。
ただ、こちらは大問2の問3に比べるとまだ書きやすい。
条件である「変化前」と「変化後」の気持ちを二つ書けばいくらか点数になっていたんじゃないかな。

大問3の問5、大問3の問7も予想通り、正答率が低め。
でも、こちらはそこまで難しくないので、見直し必須で「どこをどう読んでいけば模範解答になるのか」を確認しておくといいね。

実は「国語の勉強は、テストを受け終わってからが本番」というべきもので、答案が返ってきてから、自分の答えと模範解答を見比べて、「なにを」「どのように」答えればよかったのかを、解説をもとに見比べてみよう。

理科

極端に難しい問題もなく、非常にオーソドックスな問題だった。

やばい問題を挙げるとすれば、模試直後の総評でも言った通り、大問1の問4(1)はすごく難しかったようだ。正答率が4%って「もう少しできてない?」って感じだったけど、現時点ではかなり難しい問題だから、解説動画『難問を何問かやってみた』を100回見て絶対に見直しておいてね。

大問4の問3(3)のレンズを通る光の作図の問題。
大問5の問4(1)の等圧線と風に関する記述問題。
大問6の問3(2)のコイルの中の磁界の記述問題。


この3つが20%〜25%くらいの問題だった。
実は理科はこのくらいのレベルの問題が取れるようになっていれば、大きな差になる。
勉強すれば解ける問題だし、このレベルの問題をしていこう。

英語

英語はボクがいうところの典型的な「英語曲線」。つまり、おまんじゅうのような分布になっている。
これが何を表すかというと、すでに英語がスラスラ読めている人は多少難しい長文を解いても高得点を取れるが、苦手な人はとことん苦手でほとんど点数がとれない。
今回の模試で平均点が取れないのであれば、長文を読み、速攻で「単語チェック」と「文法チェック」をしてほしい。

まずはリスニング。
最初のA問題は意外と正答率が低かった。
実際にボクも聞いてみたけど、ひっかけ問題だったんだよね。
聞こえてきた単語と実際に答えなきゃいけない答えが違うってのは、リスニングではよくあること。
だから、「全部の問題がひっかけ問題じゃないか?」って意識で聞いてほしい。
A問題はちょっと難しかったけど、それ以外の問題は比較的簡単だったから、そこで点数を稼げばいい。

ちなみに、ボクも英語の勉強をしてて、あることを継続しているとかなりリスニングも良くなってきた。※まだネイティブ同士の会話は聞き取れないけど(汗)
やっぱり、ポイントを押さえてトレーニングすれば必ず聞けるようになる。

全体の正答率を見ると案の定というか、英作文の正答率は低い。
まあ、そりゃそうかって感じ。
さっき書いたとおり、英作文は「できる子はできる」し、「できない子はできない」。
でも、ボクが考えていた以上に解けていた。
英語はいい感じだったと思う。

それでも英語で平均点を取れなかった人は英作文の勉強をするよりも、単語と文法をきちんとできるようになれば、英作文もできるようになるから、そちらを優先した方がいいよ。

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社会

社会は第1回模試に比べると点数は取れている。
夏の勉強で基本的な用語がある程度取れるようになった生徒も多いようだ。

しかし、出題されている内容を見るともう少し平均点が高くても良いと思ったのだけど、記述問題の採点基準が厳しいのかな。

記述問題を具体的に見直して、どんなところで減点されているか確認してみよう。

大問1の問1(1)の赤道の全長4万kmを答える問題が正答率29%って低くない?
まあ、知らないものは解けるわけがないから、この機会に覚えておきたい。

大問2問2の中国での出来事を正しい順に並び替える問題。
これは難しい!
ボクはイの孔子がいつの時代の人なのかさっぱりわからなかった。
やっぱり、社会は知らないと答えられない問題が多いから手強い。

大問4問2も激ムズ。
「室町時代に起きたできごとをすべて選べ」という問題。
マニアックなところばかり出てきた上に、選択肢4つのうち3つが正解って・・・そりゃ正答率下がるわ。

そのほかにも大問5の問3のスペインを答える問題。
中学生にイベリア半島って言われてもピンとこないよね。

大問6の問3の「板垣退助」についての「〇〇〇〇を設立するための建白書」を漢字4つで答える問題。おそらく「選」を「撰」ってかけてなかったんじゃないかな?
これも正答率が思ったより低かった。

社会は知ってるのは楽に解けるけど、知らないのはまったくわからないっていうオンとオフがはっきりした科目。
これからも勉強しまくって、知識をつけていこう!

数学

数学は前半の大問1〜大問3が簡単だったため、平均点が高くなっている。
※というか、第1回総合模試が低すぎだった。

大問6の「平面図形」もそこまで難しい問題ではなかった。
(3)も、説明を多少省略しても、合同な図形に気が付くことができたら解けるので、勉強しておく価値はある。
※下にスクロールして解説動画『難問を難問か解いてみた』を見てね。

大問7も(1)(2)は解ける。
(3)は入試の時期になっても、解けるかどうかわからない問題なのでスルー。

比較的簡単な問題が多かったので、「青ペン&緑ペンチェック」で、解ける問題をひとつずつ拾っていこう。

全体

全体を見て、どの科目も非常にバランスが良い模試だったと思う。

特に夏の終わり(8月25日)に行われたため、夏の勉強の成果を測るのに最適だったのではないだろうか。

そういった視点で言えば、今回間違えてしまった問題は「絶好の復習チャンス」になるのでぜひ復習をしておいてほしい。

難問を何問か解いてみた

第1回石川県総合模試 (2024年7月7日実施)

模試直後の感想

総合模試が終わった日。
17:00~18:00の時間帯で模試の感想YouTubeライブを開催しています。

いっしょに自己採点をしていきましょう。

見逃さないように。チャンネル登録しておくと通知がいきます。

第1回の平均点と標準偏差一覧

教科平均点標準偏差
国語61.0点16.86
理科43.8点18.71
英語50.6点19.21
社会43.2点19.01
数学34.5点14.48
合計230.5点76.95

総評

国語は、事前に解いたとおり読みやすい文章だったため平均点は非常に高かった。

特に難しい問題はなかったため、この問題で点数が取れないのは、シンプルに文章に慣れていない可能性が高い。
基本的な読解力が身についていないと思われるので、夏休みは勉強に加えて1日30分くらいの読書時間を取り入れる必要がある。

理科については、まだまだ夏休み前ということで、受験生の実力不足があったのだろう。

思ったよりも平均点は低いと感じた。
このテストであれば46~47点くらいになっていたはず。
夏休みの間にどのくらい基本を押さえていけるかがカギ。
次回の模試も注意深く見たい。

英語は、初めての長文読解をする人も多くいたと思うが、英作文の割合が少なく、比較的点数がとりやすい問題だったと言える。

この平均点ぐらいで妥当である。
ただ、英語に関しては「できている人」「できていない人」の差が大きいので、平均点を下回っている人は夏休みに単語と文法の基本を総復習して、秋以降に長文読解練習をするべき。

社会も、理科と同じく、夏休み前のなので、まだ実力不足感を感じた。

夏休みは地理、歴史を中心に勉強しよう。
地理は各地域の特色を理由を含めてまとめる。
歴史は用語を暗記するだけではなく、年表を傍に置いて、「用語+時代の流れ」を押さえておくことをお勧めする。

数学は、現段階では難しい問題が多かった。

「ものすごく難しくて点数が取れない」ということではなく、「どの問題も少しずつ難しい」という感じで、ある一定以上のレベルを超えていない子は20点〜40点くらいになってしまう。
しかし、問題自体は良い問題なので、今から丁寧に解き直しをしてレベルアップを図ってほしい。

全体を見ると、夏休み前なので仕方がない。

今回、国語が突出して簡単だったので、国語が得意な子は偏差値を伸ばし、合格率が伸びる。
逆に、国語と英語が苦手で、数学と理科が得意な子は偏差値が上がらなかっただろう。

特に、学校のテストで300点〜350点くらいの子は、国語以外のどの科目でも手応えが感じられず、かなり点数が低くなっているかもしれない。
でも、落ち込まないでほしい。

まだ受験は始まったばかり、今回の第1回石川県総合模試を通じて、自分の課題を見直して、夏の間に勉強に打ち込んで、基礎力を作って実力アップをしよう。

難問を何問か解いてみた

本気で偏差値を上げたい人はこっちも見ておいて

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