今回の記事の内容を動画でもお伝えしています。
・記事を読む時間がない
・ながらで聞きたい
・お子さんと一緒に聞きたい
という方は動画でボクが解説します☆
だいたい1.5倍速~2倍速で聞くとちょうど良いテンポです。
見た後に「いいね」や「チャンネル登録」してもらえたらうれしいです。
今回は、ぜひ新中学1年生になる子、そして、その保護者さんに見てほしい内容になっています。
今のうちにこのことを知っておいて、あとから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないようにしましょう。
もくじ
2025年度(R7)教科書が変わります
来年2025年(R7)から中学校の教科書が改定されます。
2021年(R3)に変更されて以来、5年ぶりのマイナーチェンジです。
これだけならそんなに驚かないんですが
来年度から金沢市の学校が「東京書籍のNEW HORIZON」から「三省堂のNEW CROWN」になります。
※石川県採択教科書一覧
これは2025年度の新1年生、つまり現小学6年生から変更になり、現1年生(新中2)、現2年生(新中3)はNEW HORIZONのままなので、ご安心ください。
NEW CROWNだと、今までと習う順番が若干違うので少し注意が必要ですが、習う内容が大きく変わることはありません。
では、NEW CROWNのカリキュラムを見ていきましょう。
NEW CROWNはこんなカリキュラム
最初に「Starter」という単元があります。
ここで1ヶ月ほど使う予定らしいです。
しかし、その次のLesson1からは本格的な文法の学習に入ります。
特に注目してほしいのは中学最初のLesson1。
Lesson1-1 は「be動詞と一般動詞」
Lesson1-2は「be動詞と一般動詞の疑問文と否定文」
Lesson1-3は「疑問詞whatを使った疑問文」
これを現在使っている教科書、NEW HORIZONと比較すると・・・
単元名が「Unit」と「Lesson」と違いはありますが、Unit1-1とLesson1-2はほぼ同じです。
Unit1-3が「助動詞can」から「疑問詞whatを使った疑問文」になっています。
ですが、これは習う順番が違うだけで、そこまで問題ではありません。
次に単語を見ていきましょう。
NEW CROWNの単語
出典:三省堂HPより
「発信語彙」と「受容語彙」ってありますね。
これはざっくりいうと、
習うけど、意味を知っているだけでいい=受容語彙
意味だけじゃなくて、書いたり話したり、使えるようにしておかないといけない=発信語彙
小学校、中学校で約2300単語を習いますが、そのうち996語が「発信語彙」で、それ以外が「受容語彙」です。
この発信語彙は暗記して、書けるようになっていないといけないですね。
これが教科書で「太文字」になっている単語です。
現在のNEW HORIZONと比べるとこのようになります。
中学生で習う単語数は若干増えていますが、合計の大事な単語数(発信語彙の数)はあまり変わりません。
だから、NEW HORIZONからNEW CROWNに変わっても心配する必要はないんです。
金沢のみなさん、そこまで心配しなくていいですよ。
NEW HORIZONはこんなカリキュラム
次にNEW HORIZONの変更点を見ていきましょう。
NEW HORIZONは中1初めのカリキュラムが緩和されました。
具体的にはこうです。
Unit1-1 は「be動詞と一般動詞」
Unit1-2では「一般動詞の疑問文と否定文」
Unit1-3で「be動詞の疑問文と否定文」
を学びます。
現在のNEW HORIZONと比較すると・・・。
今までUnit1-2で習っていた内容がUnit1-2とUnit1-3に分かれました。
これで少し負担が減りました。
あとから詳しく説明しますが、中1の初めが一番キツイ。
ここで詰め込みすぎると、英語ができない子が大量発生します。
だから、1年生の最初の進行を見直して、学習にゆとりを持たせているのだと思います。
NEW HORIZONを出版している東京書籍のサイトの説明にも、そのように説明されています。
出典:東京書籍HP
では、新しいNEW HORIZONの単語はどうなっているのでしょうか?
NEW HORIZONの単語
出典:東京書籍HP
こちらも同じく2318語の単語のうち、大事な単語(発信語彙)の数が明記されています。
NEW HORIZONでは従来の単語数を見直して発信語彙を約1000語から800語まで減らしています。
これも現在のカリキュラムで、英語がついていけなくなっている子が増えていることを考慮してのことでしょう。
これでまた少し負担が減りました。
金沢地区は来年度からNEW CROWNに変わりますが、現在のNEW HORIZONと比べてみると、さほど変化が少ないのがわかってもらえたでしょうか?
習う文法の順番が変わるので、学校の先生や塾の先生は少し大変かもしれませんが、生徒にとってはあまり変わりません。
だから、大きな問題はありません。
そのまま、NEW HORIZONを使う地区は内容が緩和されているので、今の英語よりは少し負担が軽くなることになります。
めでたし、めでたし・・・・
と終われればいいのですが、ここからが本題です。
少し負担が減ったとしても、まだまだ中学英語はハードモードです。
では、その根拠を説明していきます。
ぶっちゃけ今の中学英語はペースがエグい!
軽くなったといっても、ぶっちゃけ、今の中学英語はペースが早すぎます。
今の教科書になる前(2016年だった気がする)はこのようなカリキュラムでした。
Unit1~Unit2で「be動詞」を学び、Unit3になってやっと「一般動詞」が出てきています。
さきほど、「新しいNEW HORIZONは負担が少し軽くなった」とお伝えしましたが、以前と比べるとこのようになっています。
昔、Unit1とUnit2で習っていた内容が、今はUnit1にまとめられています。
単純に学ぶことが2倍です。
このカリキュラムは、中学生になったばかりの子どもたちにとって、負担が大きすぎます。
ちなみにお父さん、お母さんが中学生だった頃は旧バージョンのスピードです。
その頃と比べると、今の子供達は単純に2倍くらいのスピード。
自分が中学生だった頃を思い出してもらうと、そのヤバさがわかっていただけると思います。
英語できない子が前提のカリキュラム
小学校の英語は、英語の四技能のうち「聞く」「話す」を中心にやっています。
例えば、授業では
「今日は『What do you like?』で友達の好きなことを聞いてみましょう」
っていう会話を重視していました。
ですが、中学生になると「読む」「書く」を中心になります。
授業もこんな感じじゃないでしょうか?
今日は「what」という疑問詞を学びます。
「You like basketball.」は一般動詞なので、疑問文にするときはdoをつけます。
そして、今回は「何が好きか」と聞きたいので、文頭に「what」を持ってきます。
だから、What do you like?
って感じで、バリッバリ文法の理解を求められます。
これがあと半年以内、今の小学6年生が習う内容です。
確かに現在の教科書のカリキュラムは理にかなっています。
be動詞と一般動詞は比較しながら教えた方が、区別もできるでしょう。
でも、それは英語を理解している人にとってはそうですが、英語初心者の子どもたちにとってはどうでしょうか?
例えるなら、料理ができる人にとっては
「カレーも肉じゃがもシチューもポトフも作り方、ほぼ同じじゃね?」
って思うかもしれませんが、
今まで包丁も握ったことがない子に
カレーはこう!
肉じゃがはそれじゃない!
シチューはこうして、ポトフはこう。
と一度に教えたらどうでしょう?
できますか?
ボクは1つずつ教えてほしい。
このように実際の現場では、習ったことを処理しきれない子どもたちがたくさんいます。
そもそも中学生になりたての子に
「be動詞と一般動詞があって〜」
「be動詞の疑問文はこうで、一般動詞の疑問文は〜」
って言われてできるわけがない。
その上
「単語は知っているだけじゃなくて、書けないといけない」
って・・・
ぶっちゃけ
詰め込みすぎだろう!
こう思っているのはボクだけじゃないはず。
小学生の先生、中学生の先生、塾の先生、みんなそう思っていません?
このカリキュラムで中学1年生全員が英語ができるようになると本気で思っていますか?
たしかに
理解力が高い子
真面目にコツコツがんばることができる子
以前から英会話や塾に行っていた子。
こういった子はついていけています。
でも、みんながそうじゃない。
小学生のときに英語の下地がない子は、ついていけなくなる可能性が非常に高い。
みんなができるようにするのが「義務教育」じゃないの?
こんなん最初からある一定数の「落ちこぼれ」ができるカリキュラムになってませんか?
なんでコレ放っておくの?
小学校の時に授業で習っているとはいえ、「Thank you」を言えるし意味もわかるけど、書けない子っていっぱいいます。
やばいと思っているのに放っておいて、後からなんとかなるわけがない。
特に中1の最初で習う「be動詞」と「一般動詞」。
英語で大事な「動詞」を学ぶ超重要な文法です。
すべての英文法の根っこといっても過言ではない単元です。
そこがあやふやになっている子が、今後の英語を理解できると思いますか?
だから中1の1学期で詰んでいる子がめちゃくちゃ多い。
初めの中間テストではわからないかもしれません。
「うちの子、ちょっと点数良くないな・・・」っていう程度だったとします。
でも、実際はその時点で英語の超基本の理解ができていません。
「be動詞と一般動詞」という決定的なルールがあやふやなので、そこから自然に英語ができるようになるわけがありません。
その結果、英語ができる子と英語ができない子の差が大きなるんです。
2024第3回石川県総合模試「英語」の結果
これは中学3年生で受ける2024年第3回石川県総合模試の英語の結果です。
台形型になっています。
高得点者と低得点者との学力差が開くとこのような台形型になります。
つまり、点数を取れている子はしっかり取れているけど、取れない子はほとんど取れない。
しかも、下位の方が多くなっています。
中3生になっても英語がわからない子はわからないままです。
放っておいてもできるようにはなりません。
早めの対策が必要
最後に現在小学6年生に向けて、めちゃくちゃ大事なことを言います。
英語で最も大事なのは最初のスタートです。
すでに英会話教室などで英語に慣れ親しんでいる人は大丈夫かもしれませんが、今の時点で何もしていない人は、小学生のうちに準備しておいた方がいいでしょう。
そして、はじめは「ていねいな下地づくり」が大切です。
英語の授業で習う一つ一つのことはそこまで難しいことではありません。
でも、できない子が多いのは「慣れていないから」
そして
慣れるために必要なのは「ある程度の時間」と「反復練習」です。
だから、早めに少しずつ始めることが大切です。
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中1の準備としては少し早い気がしますが、はじめはゆっくりていねいに教えてあげたい
単なる「おためし」や「体験授業」ではなく、この10回の講座で英語の基本を時間をかけてしっかりと身につけてあげたい。
基本的な単語も書けるようにしてあげたい。
今、英会話も英語塾も行っていない。
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そこでボクがどんな授業をしているのか保護者さん自身もその目で確認してください。
でもお子さんに答えを教えたらダメですよ(笑)
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1月〜3月はゆっくり時間をつかって、中学英語への移行に使っていきましょう。
そして、小学英語から中学英語にスムーズに移行して、中学生活を楽しんでいきましょう。
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この記事はボクが書きました。
『I can・・・はちやま塾』塾長|塾歴18年|日本一進化したオンライン授業をする|石川県高校入試でがんばる中学生を応援するVtuber|石川県の受験情報や勉強のやり方をを発信|たった1ヶ月で39点→91点|半年で100点up|信念は「夢を叶えるために学ぶ」|自身もバックパック一つで世界中を旅をする|世界一周達成|年間100日海外を旅する
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