【石川受験情報 完全攻略ガイド】これでまるわかり!はじめての受験でも安心 入試の基本情報

石川県の入試はこれでまるわかり!

子どもに受験勉強をがんばってほしい!

志望校に受かりたいっ!

と思っていても、

石川県の受験ってどんなの?

ってよくわかっていない人が多くいます。

だから、まとめました

これでまずは入試の基本を知ってください。

石川県の入試は最大3回受けられる


石川県の入試は大きく分けて3つあります。

私立高校
国立高校
公立高校

受ける、受けないは自由ですが、それぞれ1回ずつ(1校ずつ)、最大で3回受けることができます。

例えば、私立1校→国立1校→公立1校のように最大3回受けることができます。

※ただし、国立高校は合格したら入学しなければいけないため、合格した場合は公立高校を受けることはできません。最大3校受けることができるのは国立高校が不合格になった場合のみです。

私立高校

石川県の私立高校(10校)

星稜高校
金沢高校
遊学館高校
北陸学院高校
金沢学院高校
小松大谷高校
龍谷高校
鵬学園高校
航空石川高校
国際高専

※正確には国際高専は「専門学校」カテゴリーなので高校ではないですが、国立高校として紹介しています。

私立高校の入試問題は各高校が問題を作成するため、問題が学校によって違います。
そのため、難易度も違います。

受験をする際には、5年分の入試問題集が売っているので、問題の傾向や出題形式に慣れるためにもやっておくことをおすすめします。
※過去問をやる時期については別の機会にお伝えします。

各高校には一定の基準があり、その基準を超えれば、定員に関係なく合格になります。
公立高校に進学する子がいるため、募集定員より多く合格者が出ます。

内申では点数よりも、内容(生活態度)の面を重視している学校もあります。
つまり、入試の点数が合格基準に達していても、日頃の学校生活での態度が良くなかったら不合格になることも十分にあるので注意してください。

専願と併願について

石川県の私立高校では、「専願」と「併願」という制度があります。

・専願・・・入試合格後、その学校に必ず入学する。特別な事情がない限り、入学辞退はできない。
・併願・・・入試合格後、国公立高校を受験する前提とすること。

専願の場合は、入試時に優遇措置(点数加算など)ある学校が多いです。
専願受験で不合格になった場合は、国公立高校は自由に受けることができます。


併願の場合は、合格した後に国公立高校を受験することができますが、かならず受けなくてはいけないということはありません。途中で気が変わり、「やっぱり私立高校にする」ということも可能です。

私立高校の推薦制度について

推薦制度には「専願推薦」「併願推薦」という制度もあり、私立高校に推薦してもらいながら公立高校に受験することも可能になっています。

専願推薦・・・推薦合格したらその学校に必ず入学する。特別な事情がない限り、入学辞退はできない。
併願推薦・・・推薦合格しても、国公立高校を受験することができる。

併願推薦を採用している高校

金沢高校
遊学館高校
北陸学院高校
金沢学院高校
小松大谷高校
龍谷高校
鵬学園高校


また、近年では「WEB出願(インターネット出願」も増えてきており、自分で出願する形式も増えてきています。

WEB出願を採用している高校

星稜高校
遊学館高校
北陸学院高校
金沢学院高校
龍谷高校
鵬学園高校

国立高校

「金沢大学附属高校(金大附属)」と「石川工業高校専門学校(石川高専)」の2校があります。

石川県の国立高校(2校)

金沢大学附属高校(金大附属)
石川工業高校専門学校(石川高専)

※正確には石川高専は「専門学校」カテゴリーなので高校ではないですが、国立高校として紹介しています。

金沢大学附属高校(金大附属)の基本情報

【1月中旬〜下旬】
学校長推薦出願
学力検査出願
※推薦・学力検査ともに、合格した場合は入学を確約できる者が条件


【1月下旬】
書類審査

【2月上旬】
学力検査

金大附属高校独自の入試問題を実施。
※選考1:5教科の合計点(500点満点)に調査書を加味して選考。県内公私立中学より約20名、金大附属中学校より25名。
※選考2:5教科の合計点に英語および英語以外の最高得点1教科を加え(700点満点)、調査書を加味して選考。選考1に漏れた出願者より、約10名(中学校問わず)


【2月中旬】
合格者入学手続き

【3月上旬】
予備入学
※本人が出席しない場合は、入学を取り消すことがある。

Screenshot

出典:金沢大学附属高等学校「令和6年度入学者選抜説明会」資料より

石川工業高校専門学校(石川高専)の基本情報

【12月上旬〜1月上旬】
推薦WEB出願登録期間
出願書類提出期間


【1月中旬】
推薦入試 適性検査
科目:数学・面接のみ

合格内定はおよそ試験日の4〜5日後。
※不合格の場合は学力検査を受験することができる

【1月上旬〜1月下旬】
学力検査WEB出願登録期間
出願書類提出期間


【2月中旬】
学力検査

科目:国語、数学、英語、理科(400点満点)
マークシート方式が採用されています。

合格発表は試験日の5〜6日後。


【3月】
入学手続き

出典:令和6年度 石川工業高等専門学校 学生募集要項より

公立高校

公立一般 入試基本情報

1日目:国語、理科、英語
2日目:社会、数学


の2日間に分けて学力試験を行います。

5科目500点満点の「学力試験」と「内申」の両方で入試の合否が決定します。
「面接」がある学校にあります。

もっと公立高校受験の詳しい話は

【多くの人が受けている受験パターン】
ケース①
私立高校受験→合格→公立高校受験

ケース②
私立高校専願

ケース③
私立高校→国立高校受験(不合格)→公立高校受験

国立高校または公立高校に合格した場合は原則、辞退はできずにその高校に入学しなければいけません。

石川県入試の主な日程

私立高校推薦

私立高校一般

国立高校推薦(金大附属)
国立高校一般(金大附属)
国立高校推薦(石川高専)
国立高校一般(石川高専)

公立高校推薦
公立高校一般

私立2次試験 

石川県受験の内申書

内申書とは

内申書=調査書+成績一覧表

実際の調査票
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/gakkou/senbatu/senbatu.htmlより

ざっくりまとめると
①生徒
氏名、性別、現住所、生年月日、卒業見込みの年月が記載されています。

②出欠の確認
1年生〜3年生の12月末までの欠席日数がカウントされています。

病気や不登校などで、欠席日数が多い生徒は備考欄に記入されています。

③特別活動の記録
学級活動、生徒会活動、学校行事の係名や役割分担などが記載されています。
「状況」の欄は活動が十分であると判断されたときに◯がつきます。

④行動の記録
「基本的な生活習慣」「健康・体力の向上」「自主・自立」「責任感」「創意工夫」「思いやり・協力」「生命尊重・自然愛護」「勤労・奉仕」「公正・公平」「公共心・公徳心」の10項目があり、該当する項目に「◯」がつきます。

⑤学校内外における優れた諸活動等の記録
実際におこなったボランティア活動や表彰された経歴、英検や漢字検定などの資格がここに記入されています。
また、部活動の実績などもここに記入されます。

⑥総合的な学習の時間の記録
総合的な学習の記録です。
主な学習活動及び評価の観点を踏まえて、生徒の学習状況の特徴等を記入されます。

⑦学習の記録
調査書中の記録は1年生、2年生、それぞれ5段階評定によって記録されます。つまり、年間を通しての「通知簿」の評価です。また3年生の評定は「各教科の評定の合計値を2倍した値」とされています。

つまり・・・

【年間の評定(通知簿の結果)】
1年 5段階評価×9教科=45点
2年 5段階評価×9教科=45点
3年 5段階評価×9教科×2倍=90点

合計180点満点

入試の合否は

内申書(調査書+成績一覧表)
+学力検査の結果

※「面接等を実施する学校にあっては、その結果も十分参考にする」と記載があります。

▼詳しくはこちらをご覧ください▼

調査書の評定を上げるためには

学校の授業での意欲的な態度、積極的な授業への参加、提出物などをしっかりやっておく必要があります

特に石川県公立高等学校入学者募集要綱には「審査は、調査書及び成績一覧表による内申と学力検査の結果との相互関係等を十分考慮して行うものとする。と記載されていますが、実際はどのような審査をするか各学校の判断に委ねられているようです。

「学力検査結果」は合格発表後に希望者のみに公表されますが、「内申書+学力検査」は公表されておらず、詳細の審査基準はわかりません。

そのため、学力検査(入試結果)の点数が高い人が不合格になり、低い人が合格するという「内申逆転」という現象も起きています。


つまり、内申点という未知の部分があるため、入試の結果は100%正確な判断ができません。

だから、受験勉強だけではなく、積極的な授業への参加や模範的な学校生活を心がけた方が良いでしょう。
特に3年生の評定は2倍になるので、3年生からがんばるのも遅くはありません。

志望校選びの基準はこれをみる

志望校の合否判断には、これらの結果を見るといいでしょう。

  1. 地域統一テストの結果
  2. 実力テストの結果
  3. 調査書(通知簿)

地域統一テスト・・・金沢市や河北郡市など、その地域の学校が共通した内容のテストをうける。異なる学校の生徒が同じテストを受けるので、母数が多くなり結果の信憑生が高い。

実力テスト・・・春、夏などに行われるテスト。1年生から今まで習ったところまでの範囲で問題が構成されている。

基本的に地域統一テストも実力テストも直前の対策は困難であり、不可能に近い。

だからこそ、受験を見越した戦略的な勉強が必要になります。


もちろん、中間テストや期末テストの結果も評定や成績表に記録されるので大切です。

つまり、どんなテストもおろそかにせずに、しっかり勉強しておかないといけないということですね。

このほか『石川県総合模試』も判断材料として優秀です。
受験者が3000〜4000人規模で、データの信憑性が高く、入試の形式にそっくりに作ってあるのでより信頼度が高いです。

ボクはこの石川県総合模試の結果(偏差値)を基準に合否判定をしています。

受験勉強は戦略がカギ

受験勉強は戦略が需要です。

敵を知り、己を知れば百戦危うからず


まずは、「石川県の入試制度」について学んでもらいました。


次は、基本戦略をぜひ知ってください。

▼ボクがおすすめする基本戦略はこちら▼

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