もくじ
I can・・・はちやま塾のご案内
今回の記事の内容を動画でもお伝えしています。
・記事を読む時間がない
・ながらで聞きたい
・お子さんと一緒に聞きたい
という方は動画でボクが解説します☆
だいたい1.5倍速~2倍速で聞くとちょうど良いテンポです。
見た後に「いいね」や「チャンネル登録」してもらえたらうれしいです。
地理と歴史と公民の攻略法はコレ
社会は暗記科目だと思っている人は、ヤバいです。
特に石川県の公立高校入試では、記述問題が山ほど出題されます。
しかも、よく出る定番記述ではなく、グラフや表から知識を使って読み取る問題がほとんどです。
でも、暗記をして知識を身につけておかないと問題が解けないので、暗記も必要です。
だから、中間・期末テストをしながら知識を身につけ、記述対策も同時におこなっていきましょう。
記述攻略は④からなので、「記述攻略のコツを知りたい」という人は4番まで飛ばしてもいいですよ。
①教科書サッと見
問題に取り組む前に、教科書をサッと見返しておきましょう。
時間をかける必要はありません。
この時点で暗記もしなくていいです。
ペラペラめくっと、太文字だけチェックしておけば大丈夫。
教科書を見返す目的は
習ったところを思い出すこと。
知識の下地になるので、時間をかけずにサクッと見直して起きましょう。
②一問一答
さて、次は基本用語の暗記をしていきましょう。
社会は知識がないと解けない問題もあるので、まずは一問一答で知識を固めていきましょう。
基本問題は複雑じゃないので、一問一答形式がおすすめです。
書店にいろいろ売っているので、それを買ってくればいいでしょう。
そのときに、ポイントが2つあります。
1つ目は
目で暗記する。
こちらでも解説していますが
暗記は回転数です。
とにかく速く、数をこなす。
だから、暗記をするためにいちいち書いていると、時間がかかってしまい回転数が稼げません。
目で見て、サッと答えられるようにしてください。
2つ目のポイントは
問題→答えだけではなくて、答え→問題も覚えておく。
例えば、
「江戸幕府が大名を統制するために定めた法律の名称は?」
答え:武家諸法度
という問題があったとします。
これの逆も答えられるようにします。
「武家諸法度はどんな法律?」
答え:江戸幕府が大名を統制するために作った法律
このように一字一句完璧に覚える必要はありませんが、「問題と答え」を同時に覚えるようにすると、出題の仕方が変わっても答えられる幅が広がります。
③学校のワークを3周
勉強の基本『ゴールデンサイクル』でワークを3回してください。
※ゴールデンサイクルについてはこちらの記事。
3週間前〜10日前は1周目。
できる問題とできない問題の仕分けです。
間違えた問題にはテキストにチェックマークをつけておきましょう。
10日前〜3日前を目安に2周目入ってください。
ここが重要。
めっちゃ伸びる時期です。
間違えた問題をもう一度、まっさらな状態でやってみて、もう一度できるかを確認します。
勉強って新しいことを覚えたときに成績が伸びるんじゃなくて、新しいことを覚えて、できるようになったときに点数が取れるようになるんです。
だから、本当にできているかどうかの確認ってめちゃくちゃ大事。
成績が伸び悩んでいる人は、ここら辺ができていないことが多いです。
3日前〜テストまでに3周目を取り組んでください。
今までやってきた問題がノーミスで解けるようになっているか最終確認をしてください。
ここからは苦手な人が多い「記述問題」の攻略法をお伝えします。
④資料問題を対策
ある程度知識を身につけたら、記述問題の対策をしておきましょう。
社会でイマイチ点数が上がらない人は、これらができていないことが多いです。
ここから先はただの丸暗記は通用しません。
でも、安心してください。
一問一答で「問題と答え」を同時に覚えていくやり方で、定番記述はだいたい攻略済みです。
でも、一問一答では出てこない「図表・グラフの読み取り問題」も練習が必要です。
図表・グラフ問題のポイントは
全体と特殊なポイントに注目しましょう。
まず全体を見てみて、特に変わったところがないかを探します。
その次に他とは違う特殊なポイントが必ずあるはずなので、それに注目します。
そして、
「なぜそのような結果になっているのか」
の理由を添えて書き出せばいいだけです。
大抵の場合「理由と結果」を書いておけば模範解答になるはずです。
では、実際に例題を見てましょう。
このグラフの全体像をみると、「耕地面積と農家数はほぼ同じ」です。
でも、「北海道だけは耕地面積が圧倒的に高く、農家数が少ない」のがわかります。
これが「全体と特殊ポイントに注目する」です。
次に「理由と結果」について説明します。
結果は先ほど言った「北海道だけは耕地面積が圧倒的に高く、農家数が少ない」ということです。
では、なぜこのような「結果」になったのでしょう?
この「理由」を知識を使って答えるのが、攻略ポイントです。
例えば、
①北海道の人たちは他の地域より何十倍も働いているから。
②北海道の土地は異常に作物が育ちやすいから。
③北海道の土地は広いので、大型の機械で作業をしているから。
当たり前ですが、①と②は違いますよね。
正解は③です。
だから、解答には
「北海道の広大な土地を大型の機械で作業しているので、農家数が少ないのに耕地面積が大きい」
という答えになります。
つまり、図表・グラフの記述問題はなんとなく答えるのではなく、必ず理由と結果をセットで答えるように意識してください。
これをしていると必ず読み取り問題はできるようになります。
では、次は各分野の大事な攻略ポイントを押さえていきましょう。
⑤地理→気候と地形
地理のポイントを大きくまとめると、
・気候
・地形
地理の問題の多くは気候や地形が関係しているので、暗記をする時も「気候と地形」を意識しておくと、忘れにくくなり、応用力も高まります。
例えば・・・
りんごの生産地は
1位 青森
2位 長野
3位 岩手
ですが、これらは日本の中でも涼しい地域にあります。
とくに寒暖差が大きい地域で作られます。
長野も日照時間が長く、昼夜の寒暖差が高いりんごの生産に適した土地です。
ただ、「りんごの生産地」で暗記するより、「りんごの生産地は涼しくて寒暖差が大きい地域」と知っているだけで覚えやすいです。
そして、「山形県や福島県、秋田県も多いんじゃないか?」という仮説も立てることができます。
こういった条件を知っているだけで、知らないことについてもある程度仮説を立てて、対応できるようになります。
次に地域の話をしましょう。
例えば、沿岸部に工場が多い。
京浜工業地帯
中京工業地帯
阪神工業地帯
北九州工業地帯
4大工業地帯がそうですね。
じゃあ、なぜここに工場が多いのか?
理由は「材料や品物を内陸部に運ぶのが大変だから」です。
考えてみたら当たり前です。
わざわざ鉄などの材料をお金と労力をかけて、内陸部まで持って行って作り、完成した重たいものをわざわざまた港まで持ってきて、輸出するのはクッソめんどうですよね。
だから、工場を海の近くに作った方が楽なんです。
教科書の文字だけで学んでいると、ただの暗記になってしまいがちです。
でも、「気候や地域」をもとにイメージしてみると、点と点がつながってきます。
次は歴史です。
⑥歴史→原因と結果
歴史のポイントは
原因
結果
です。
歴史上のできごとには「ストーリー」があります。
例えば、「永仁の徳政令」
教科書では「1297年に御家人の借金を帳消しにする徳政令を出した」とあります。
でも、なぜいきなり借金を帳消しにするラッキーなことが起こったのでしょうか?
バカ殿様の気まぐれでみんなの借金を帳消しにしてくれたのでしょうか?
違います(笑)
この徳政令にも必ず理由があります。
意味のないことはしていないはずです。たぶん・・・。
このように「御恩と奉公という制度」があった鎌倉時代に、「元」が攻めてきました。
御家人たちは戦って元軍を撃退しましたが、撃退しただけで何もゲットできなかったので、将軍は御家人たちにごほうびをあげられませんでした。
御家人たちは怒ります。
自分のお金で装備を整えて、命懸けでめちゃくちゃがんばったのにお金もアイテムもゲットできなかったから。※ボクでも怒るわ。
その怒りの矛先が将軍に向けられそうになりました。
やばい。だから「徳政令」を出して、みんなの借金をゼロにしてあげました。
だけど、その結果、あまり効果がなく、御家人の不満は止まらず、鎌倉幕府は崩壊することになっていきました。
実際は、もっと具体的なことを学んでいきます。
ですが、まずはざっくり流れを掴むことが大事です。
そのためには「歴史マンガ」もおすすめです。
いきなり完璧にしようとせずに、ざっくりイメージを掴んでから細かいところを覚えていく方が勉強効率は上がります。
公民→簡略化
次は中3生で習う公民の攻略法です。
公民では権利や憲法を覚えていかなければいけません。
ややこしい言葉が多いんです。
だから、ややこしい言葉は簡単な自分のことばに変換しましょう。
例えば、「国会」と「内閣」って何が違うの?
これも最初は細かいことよりもざっくり違いを覚えましょう。
国会は「法律を作ったり、変えたりする」
内閣は「国会で決めた法律や予算を実行する」
自分の言葉でわかりやすくまとめておくと、全体像がわかりやすくなり覚えやすくなります。
社会攻略チャートまとめ
社会は暗記科目だと思っている人は、一問一答で暗記をして勉強を終えてしまいます。
ですが、社会の勉強はその暗記した知識を使って、「なぜ」を説明できるようになっていないと、高得点はとれません。
知識と思考力を身につけて、社会を攻略していきましょう!
こちらもおすすめ
各科目の勉強法・・・
公式LINE『勉強の攻略法』友だち追加でBIGプレゼント
そして期間限定で相談コーナー開幕
『はっち塾長の相談まかせなさーい』
※相談は順番に返していきます。
そのほかにも
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
すべての原因は「勉強のやり方」がわからないから ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
勉強ができないのは「勉強のやり方」を知らないから。でも「やり方」だけ知っていても、なかなか点数がとれない。この4つのバランスを満たしてないと、良い結果を得ることはできないんだ。
『勉強の攻略法』をこの4つのカテゴリーに分けて伝えていく。いっしょに勉強を攻略していきましょう。
勉強は攻略できる!