もくじ
2025年石川県公立高校入試の結果は?
2025年(R7年) | 2024年(R6年) | |
国語 | 54.7 | 67.2 |
理科 | 47.4 | 52.0 |
英語 | 51.6 | 48.0 |
社会 | 46.3 | 41.1 |
数学 | 46.9 | 51.1 |
合計 | 247 | 259 |
過去10年分 合格者平均点(2016〜2025年度)

過去10年分 合格者得点分布(2016〜2025年度)

合格ライン目安(クリックで拡大)

2025年の詳しい「総評」と「合格ライン」に関して、こちらの2つの記事も参考にしてください。
※合格ラインはあくまで目安です。
合格を保証するものではありません。
各科目 点数考察
国語
昨年度より12点も平均点が落ちているが、
「大問1の漢字」「大問2の物語文」はさほど去年と変わらない難易度。
大問2は同じく物語文だが、昨年は「大問6に60字」「大問7に70字」の長めの記述問題があり、今年の問題と比べてみても決して簡単ではない。
ここではあまり大きく差がついていないだろう。
大問3について、少し気になる問題があった。
昨年(2024年)の問2は「現代社会の特徴」を50字以内でまとめる問題だが、これはほとんど本文の内容を丸写しすればいいので、点数が取りやすかったように感じる。
また、問7の全体のまとめにあたる問題だがX,Y,Zに分かれていてX,Yはものすごく簡単な上にその2つを答えれば3点がもらえる。
さらにZは50字の記述問題だが、X,Yがわかるので、その流れからZもほぼ答えがわかるため、解きやすかった。
つまり、本来なら点数がとりにくいと思われる50~70字の記述問題がかなり簡単だった。
大問4の古文はさほど難易度に差はないように思えた。
昨年度と今年度を比べても、大きく差は開かないだろう。
大問5の作文についても同様に大きな差はない。
昨年度から12点もダウンしたというのは事実だが、昨年度の国語の入試が過去10年と比べても飛び抜けて高く、石川県総合模試などと比べても今年(2025年)が特別難しいものではないので、安心して欲しい。
石川県の入試問題の採点基準や正答率などは公表されていないためわからないが、もしかしたら採点基準で若干甘くつけられていたのかもしれない。
そして、昨年度の結果を受けて、採点基準などに調整が入ったと予想される。
どうかんがえても67点は一つだけ飛び抜けて高すぎである。
昨年度の社会は41.1点と比べても26.1点も高い。
基本的に5科目の点数に差があると、入試の公平性が保たれないため、あまり点差をつけるのは良くない。
もちろん、以上のことは公表されていないので、あくまでボクの憶測である。
理科
理科は出題傾向が大きく変わった。
今までは
大問1 小問集合
大問2〜5でそれぞれ「生物」「地学」「化学」「物理」の分野から出題。
大問6は「各分野に渡った融合問題」という構成だった。
2025年からは
大問1の小問集合のボリュームが増えて、大問6の融合問題がなくなった。
大問2〜5に「生物」「地学」「化学」「物理」の分野から出題。
形式が変わって、「戸惑った」という声も多く、それが平均点を下げた理由の一つだろう。
そして、ボクはもうひとつの形式変更があったと見ている。
それは、小問集合のボリュームが増えたため、比較的簡単な問題が多く点数がとりやすい問題が増えた。
その反面、各大問の後半問題にかなり難しい問題が配置されていた。
そのため、理科が得意な人でも90点以上は難しかったのではないだろうか。
難しい問題も多く、平均点こそ下がっているが、基礎を固めた上で、全国の入試問題を使ってていねいに演習をしていれば解けた問題は多い。
今後の勉強は夏休みの間に基礎を固めて、9月からは全国の入試問題でどんどん問題を解いてほしい。
英語
英語は昨年より3.6点アップ。
「リスニングが速い」という声が多かったが、全体的な難易度はそこまで高くなかった。
長文も決して簡単ではないが、最近の全国の入試はどの都道府県も長文の語数が増えており、教科書自体も難易度が高いため、多くの生徒が英語の実力はついていると思われる。
また、今年から新教科書に変わったが、内容を全部読み込むと今までになかった表現などがいくつか盛り込まれていた。
ネイティブ英語とまではいかないが、日常会話を意識した英語表現が盛り込まれている。
これがすぐに入試に反映すると思えないが、これからはもう少し英語の表現などを身につけていく必要があるだろう。
社会
社会は5.2点も上がったものの、昨年が41.1点とかなり低いため、上がったといえども決して簡単ではない。
そもそも、過去10年の各科目の平均点の平均を見てみると、5科目の中で社会が最も低い。
つまり、年度によって差はあれど社会は5科目の中でかなり難しい科目である。
「社会は暗記科目」と言っている人も多いが、それはマジで時代遅れ。
「社会の暗記は最低条件、そこから思考力が問われる科目」である。
特に記述の問題は全国入試の中でもトップクラスの文字量があるため、記述対策は必須。
夏の間は「地理」「歴史」の基本的な知識を確認して、9月からは記述問題をはじめ、思考力が問われる問題、例えば「地理」の「なぜこの地域で〇〇という産業が盛んなのか」「なぜ世界では国際分業が行われているのか」や、歴史では「〇〇という争いはなぜ起こったのか」「なんのために〇〇という政策をして、その結果、どのようなことが起きたのか」などただの暗記ではなく、一連の流れの「理由」を踏まえて答えられるように勉強していく必要がある。
数学
数学は4.2点もダウンした。
正直、これはボクの予想外だ。
すべての問題を解いてみたが昨年の問題(2024)より今年(2025年)の問題の方が全体的に簡単だった。
確実に50点は超えるだろうと予想していたが、実際は46.9点だった。
理由はまったくわからないが、解きやすい問題が多くあったことで時間切れになり、見直しが十分ではなかったのかもしれない。
また、ボクのところに寄せられた意見には
「数学がよく解けた」
「数学が難しかった」
と2つの意見があった。
おそらく、ある一定レベルの人にとっては「どれも解ける問題」になるが、ある一定レベルに達していない人にとっては「どれも解けない問題」になったのかもしれない。
これは数学の問題あるあるなので、今から十分な練習をしておくことが大事になる。
具体的には、
夏の間は計算ミスを徹底的に防ぎ、一次関数、作図、資料の整理、確率など基本的な問題を一通り復習しておくこと。
特に上位校を目指す人はそれらの復習は夏休みの中盤くらいまでに終わらせて、夏休み後半からは全国入試レベルの中レベル問題(ボクがよくいうBレベルの問題)をトレーニングしておくといいだろう。
いきなり難しすぎる問題をやらなくてもいい。
自分で見極めが難しいと思うが、答えの解説を読んだ時にぱっと見で意味がわからなかったら、やるべき問題ではない。そういった問題は11月〜12月くらいにもう一度やってみればいい。(それでも解けないなら気にしなくてもいい)
合計
今年の入試は昨年度に比べて、各科目のバランスがとてもよく理想に近い形になっていたように思う。
※昨年度は偏りがめちゃくちゃだったからね。
今、昨年書いた記事を読み返してみたら、ちゃんと「国語の採点基準が厳しくなる」って書かれてた。
まあ、国語の点数調整(?)はかなり難しいと思うので、仕方がないことだろう。
やっぱり石川県総合模試が最適!

今年の入試を踏まえて考えると
石川県総合模試の問題構成、問題難易度、採点基準はかなり理想のトレーニングに近い。
今年も7月6日(日)から第1回が始まるので、部活が忙しい時期だけど中3生はチェックしておいた方がいい。
2025年石川県総合模試日程
第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | 第5回 | 第6回 | 第7回 | 第8回 | |
試験実施日 | 7月6日(日) | 8月24日(日) | 9月14日(日) | 10月12日(日) | 11月9日(日) | 12月7日(日) | 1月11日(日) | 2月1日(日) |
申込締切日 | 6月23日(月) | 8月11日(月) | 9月1日(月) | 9月29日(月) | 10月27日(月) | 11月24日(月) | 12月22日(月) | 1月19日(月) |
実施会場 | 未決定 | 未決定 | 未決定 | 未決定 | 未決定 | 未決定 | 未決定 | 未決定 |
▼公式『石川県総合模試』へのリンク
https://www.ishikawa-moshi.com
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Hello everyone, wake up, please!
この記事はボクが書きました。
『I can・・・はちやま塾』塾長|塾歴19年|石川県高校入試でがんばる中学生を応援するVtuber|石川県の受験情報や勉強のやり方をを発信|YouTubeチャンネル登録者数5800人|TikTokフォロワー15000人|石川県全域に向けてオンライン授業をする|「夢を叶えるために学ぶ」|自身もバックパック一つで世界中を旅をする|世界一周達成|年間100日海外を旅する
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